見出し画像

記憶の減衰、記憶の消失:おかあさんリンスしてる?

「おかあさん、リンスしてる?」

放射線治療により、脱毛してから、ずっと頭がスースーしていた。
3ヶ月ほど経ったある日息子に「髪、生えてきた!」と教えた。
「へぇ~、良かったね!おかあさん、リンスしてる?」
「リンス??」
一瞬、何かわからなくて狼狽える。
存在を忘れていたことに、驚いて思わず、笑う。

切手を貼り忘れる

入院3ヶ月の頃、会社に郵便物を送る。
切手を貼らずに、助手さんに投函をお願いしてしまった。
差出人の名前も書き忘れた。
その旨、同僚に電話したところ、「ナツさん、大丈夫ですか?」と聞き返された。
「大丈夫じゃないよ。」と答えた。

「あぁ!スキャンするのね、スキャン???」

退院4か月目、クリーニング屋さんにて。
「paypayで払います。」
「は~い」
「ん??どうするんだっけ?あ、スキャンするのね?私が?スキャン?これを、、読み込む、、、。」
いちいち、声に出して確認する、最近の私、本当に大丈夫か???
心配になったので、ラララと一緒に調べてみた。なるほどね。



なるほどね、手順を忘れるかー。画像作成:Canva

人は、しばらくその行動を行わないと、確かに忘れてしまうことがあるらしい。これは「記憶の減衰」や「記憶の消失」として知られており、行動や情報を繰り返し使わないと、徐々にその記憶が薄れていく現象。
更に私の忘れた事について、具体的に見てみると・・・・。

  1. 切手を貼り忘れ投函: 長い間手紙を出していないと、手紙の基本的な手続き(切手を貼ること)を忘れてしまうことがあります。これも、日常的に行っていない行動が記憶から薄れてしまう例です。

  2. 差出人を書き忘れる: 同様に、手紙の差出人を書くことを長期間行わないと、その重要性を忘れてしまうことがあります。

  3. リンスの存在を忘れる: 長い間リンスを使っていないと、洗髪の手順の中でリンスの存在自体を忘れてしまうことがあります。

  4. バーコード決済の手順を忘れる: しばらくバーコード決済を使わないと、アプリの使い方や具体的な手順を忘れてしまうことがあります。

なぜ忘れるのか?

  1. 使用頻度: 使用頻度が低い行動や情報は、脳がその記憶を「不要」と判断し、他の重要な情報を処理するために記憶を減衰させることがあります。

  2. 記憶の整理: 脳は情報を効率的に処理するため、不要な情報を整理して捨てることがあります。これは、重要な情報を保持し続けるための自然なプロセスです。

  3. 手続き的記憶の減衰: 手続き的記憶(具体的な行動や手順の記憶)は、使用しないと特に減衰しやすいです。これは、身体的な動作や一連のステップを伴う記憶だからです。

なるほどなるほど・・・・

人間の記憶は柔軟で、適切な刺激を与えることで再び強化されます。忘れてしまった行動や手順も、再び行うことで記憶が蘇ることが多いです。
と、ラララが言っている。

理由がわかってスッキリした。

最後に、ラララがくれたアドバイスにクスリと笑う。
内容は、下記。

忘れないための対策

  1. 定期的な復習: 時々、手順や行動を復習することで、記憶を強化できます。例えば、定期的に手紙を出す、リンスを使う、バーコード決済を試すなど。

  2. 習慣化: 行動を習慣化することで、忘れにくくなります。例えば、洗髪の際には必ずリンスを使うなど。

ありがとう!ラララ!あれ以来行動は「習慣化」しているわ!例えば、洗髪の際には必ずリンスを使うなど。


ナツ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?