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私の好き・ポルノグラフィティ編

好きになって、もう10年以上になる。

最初にいいな、と思ったのは小学5、6年生の時。

林間学校だかの時にバスの中でかかってて、その時は『鋼の錬金術師』のアニメが流行ってた時だったので、

『メリッサ』が人気だった気がする。

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バスの中で流れた『メリッサ』『ミュージック・アワー』『アゲハ蝶』に、今まで全然音楽に関心が無かった私は心奪われた。

かっこいい!とかおしゃれ!とか特に印象的な感覚は無くて、そもそも比較するものが無いから、とにかくとことん『ポルノグラフィティ』にハマっていった。

そこから中学生の頃にはお小遣いでCDを買い集め、買えなければ近所のレンタル屋さんで借りてきてダビングしたりして、クリスマスに貰った『M-CABI』のアルバムはめちゃくちゃ聴いた。

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たしか同時期に『岡野昭仁のオールナイトニッポン』がやっていて、今まで遅くても0時には寝ていたのに、ラジオを最後まで聴きたいがために3時まで起きていた。そしてそこで私は沢山の下ネタを知り、耐性が微妙についたりした。

高校生になってファンクラブに初めて入って、クラスメイトにポルノ好きがいて『今度のツアー、一緒に行こうよ!』と誘ってもらってポルノのライブに初参戦する。『ロイヤルストレートフラッシュ』ツアーに参戦し、それからは毎ライブ欠かさず参戦している。

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専門学生の頃になると、アルバイトで自由に使えるお金が増えてライブにもより積極的に行くようになった。野外フェスや夜行バス遠征なんかもしていた。

社会人になると、忙しかったり、他の趣味にいそしんだりして、過去に比べると離れてきている気がする。

けれど、ライブは欠かさず行くし、曲は息をするように歌えちゃうし、ポルノイントロクイズで大体何の曲か分かるし、最早染み付いてるような感覚。ちなみに社会人になってお金貯めてから聖地巡礼(因島)もしました。

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というかここ数年のポルノは圧倒的にライブが良い。

他が悪いということではない。ライブでの一体感、ステージやスクリーン含めた演出を感じ、ポルノグラフィティとサポートメンバーが生演奏しているのを聴き、昭仁さんの音源並の歌声に震え、晴一さんの生声とギター演奏に悶えることが出来るのは、やはり現場に行ってこそ。すごく贅沢した気分になる。

あの小学生の頃にたまたま流れたポルノグラフィティにハマっていなかったら、もしかしたら私は、夜更かしの大変さだって、ラジオの電波に苦戦する夜だって、最後までラジオが聴けた感動だって、プリンターが無いから歌詞を手書きする苦労だって、下ネタへの耐性だって、ライブの楽しさだって、好きな人同士での共有できる喜びだって、遠征のしんどさと楽しさだって…色んな、色んな経験を得られなかったかもしれない。

私はたまたまその経験を、ポルノグラフィティと出会うことで得られることが出来た。本当に良かった。


今年はライブ無いかもしれないけど、色んなツールで楽しむことが出来るんだからすごい時代だ。またライブに行ったり、新曲にワクワクすることが出来る日を願って今は家に引きこもり過ごします。

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