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長男ダイスケの成長⑤

第5話です。

保育所に入るまでの3年間は
本当にキツかった

私なりに
助けを求めて
ヒナをおんぶしてダイスケの手を引いて
探し回ったけど

助けてくれるところに
たどり着けない日々

私の努力が足らんのやな
もうちょっと頑張ろう、、、

そう思ってたかな。

我慢できなくなると
二人が泣き叫ぶのを聞きながら
玄関のドアを閉めて
マンションの廊下で
私も泣きながら深呼吸

ドアを開けると
涙でグショグショの2人が
裸足で立っていて  

また泣けて、、、

もう少し大きくなると

自分たちで鍵開けて
私の後
ついて回りました、大声で泣きながら

私は
1人にしてよ!ってズンズン歩く

側で見てたら
面白いやろなー、、、カルガモか?

ま、今だから言えるけど。

さて
捨てる神あれば
拾う神あり、は本当で

ようやく
住んでいた市で
一時保育が始まりました

車で30分くらいかかるけど
行ってみました

2人を
優しい保育士さんたちが
すぐに受け入れてくれて

ダイスケは
髪の長い若い先生に抱かれて
ご満悦😊

そして私は
園長先生と話をさせてもらいました

やっとやっと
聞いてもらえた、涙

「よう頑張ってはるね。
大変やと思うわ。
週に一回でもゆっくり休んだらいいよ」と。

私はダイスケが
お友達と遊べないこと
躾が入らないこと
などが心配だったので
預けたかったのですが

先生の
「ヒナちゃんも一緒の方がいい。
兄妹一緒の方が安心できるからね。
早速、今日
お試しで3時間ほど預かるね」
と言われて

私は思いがけず
保育所から出るとき
「ひとり」なのでした。

念願のひとり。

でも
運転していて
後ろでギャーギャー声がするのが
日常だったので

バックミラーに映る
2つの空っぽのシートが
とても寂しいような
なんだか不安定な気持ちがしたのを
今も覚えています

かくして
とても良い環境で
子どもたちも喜んで通うようになり
その日の様子も
きちんとノートに書いてくださって
私は一人でお茶したり
髪の毛を切りに行ったり
できるようになりました

あの時も
命拾いさせてもらいました

もう
ズタボロでたどり着いた感じだったと
思います

見かけを気にするので
外見はちゃんとしてましたが

中身は満身創痍

本当に本当に
保育士の先生方に
命を救われました。

第6話では
ダイスケ入園🌟かな。

お読みくださり、ありがとうございます😊

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