私の大切な人

私の大切な人は息子と、今、愛している職場が一緒の20歳くらい年上の男性。この二人が、私にとって最愛で命を差し出しても良いくらい、大切な人。
そう、私は馬鹿なのだ。信頼を寄せ、愛し、大切だと認識した人の事は、何が何でも庇護しようとする。息子なら、皆さんにも分かって貰えるだろうけど、20歳以上も歳上の経験豊富な男性を庇護しようだなんておこがましすぎて。
そこまで考えて、私は何時も気付くのだ。
物心付く前に両親が離婚してしまい、父の顔すら知らないのだ。だから、歳上の男性に憧れがあり、私を庇護下に置いて欲しいと思ってしまうのだ。
なんて自分勝手で浅ましい願いだろうか。
それでも、母にすら守られたと言う記憶のない私には、守ってくれる人はすなわち、ヒーローに他ならない。それが、自分が好きになった人ならばどんなに良いか。これは、皆さんにも分かって頂ける事だと思う。
でも、私の一番は息子なわけで。どんなに愛しい人が現れても、それは揺るがなくて。
なのに、父と同じ位の歳の男性に恋をして、愛して欲しいと願ってしまう。
この中に、自分が入れば最高なんだろうな…でも、それは無理だから。
息子と私を一緒に愛してくれる人が、彼なら良いのにと願わずにはいられない。
愛しくて堪らない、大切な二人に届いたら良いな

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