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日本保守党は高コスト体質?

先日から私は少し日本保守党に疑問を持ち始めている立場となりました。このまま行くと反転アンチになってしまうかもしれませんが、それはないと信じたいところです。
私があれこれ言っているのは日本保守党が良い方向に向かって欲しいからですが、執行部や信者に言わせればただの贔屓の引き倒しなのでしょう。ただ先日から有本さんや百田さんの発言で多少気になることが いくつか出てきています 。

1時間09分あたりから
まずは有本さんがあさ8で都知事選に出馬しない旨の説明をしていましたが、言い訳のためかは分かりませんが「いくらかかると思ってるんですか」「どれだけ人手がかかると思ってるんですか」の言葉が目につきました。
だからボランティアを使え、というのも確かに簡単な話ではないかもしれません。
しかし有本さんは「例えばポスター貼りを業者に頼むと1000万かかる」ということをお金がかかる理由の一つにあげていました。
これについては何でポスター貼りを党員に頼ろうとせずに業者ありきで考えるのかというのが非常に疑問でした。それこそ「党員は何も意見するな、黙って金だけ出しとけ」と言わんばかりだと私の目には映ったわけです。

確かに専従職を置いたりすれば当然人件費はかかるでしょうが、それは党の職員として採用するのではなくて党員の中からその時だけ臨時にリーダーみたいな形で選出するとか、または党員同士の自主的サークルみたいな形で支部として維持してもらうとか、色々方法はあると思うのですね。
当然ポスター貼りなどは都知事選の今回限りの話ではなくて、来年の参議院選挙の東京選挙区に立候補すれば今回の都知事選挙と全く同じ選挙区の選挙を戦うわけです。
その際のポスター貼りの練習として今回の都知事選を利用するのはうってつけだと思ったのですが、この提案については公式に拒否されました。 

3分50秒あたりから
また、今回東京都知事選に出ないことで批判が殺到してるということで、百田さんがその件についてライブをしました。
その中でもまた気になったことがいくつもあります。百田さんの認識では「東京都知事選にしっかりお金をかけて選挙活動すると1億円かかる」という話でした。
百田さんも有本さんから吹き込まれているのか、こういう認識なんですよね。
どんだけ贅沢なことをすればそんなお金になるのさ?と私は思ってしまいます。

ところで選挙にかかる費用ですが、各選挙によって異なりますが、「この金額までしか使ってはいけない」という制限があります。
都知事選挙の場合約6000万円までになるので1億円もかけることは実際にはできません。

東京都知事選挙 東京都議会議員補欠選挙執行計画 PDFより。赤線はこちらで付け足したもの。

一方で、供託金だけ出してポスターも貼らずに適当な選挙活動だけすれば安く済むともおっしゃっていました。しかしそれについては そんな極端な話はしないで欲しいと言いたいですね。予算が限定されているのであればその予算なりの選挙をすれば良いだけなのですから。

 百田さんはライブ中で何度か「500円程度の党費で私を自由に動かせると思うな。5000万円出すなら話を聞くかもしれない」的なことを何度かおっしゃいました。
これはある意味、売り言葉に買い言葉みたいなもので本心ではないのかもしれませんが、正直このような発言が出るのは本当に幻滅します。あるアンチが言ってましたが「じゃあ 5000万出して日本保守党を解党してくれと言ったら解党するんですか?」と。そういう理屈になってしまいますよ。
得てして世の中はお金を出した人の意見が通るというのは普通にあることですが、政治の世界でそれがあまりにも平然と語られるというのは何とも寂しいものではありませんか。

お金については出すべき時には出し、出すべきでないものには出さないというのは原則だと思いますが、今は少し出すべきところを間違ってるのではないかというのが私の印象です。
この先の選挙でも今回の東京15区補選のような少数精鋭スタイルで行くのならば、できる活動はかなり限られてきます。
今こそある程度お金をかけてきちんと党内に組織を作り、ボランティア要員なども確保しておかないとこの先の大きな国政選挙には対応していけないと思います。
そういう部分への資金の投入はためらうことなく使って欲しいですね。

以上です。
こういう意見をするとおそらく返ってくる答えは「じゃあお前がやれば?」でしょうね。

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