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審査員の女性に届ける価値の検討がついた

 ”日本一モテる体を決めるコンテスト” に関わる人すべてに楽しんでかえってほしいと思って、それぞれの提供価値を考えていたんですが審査員として参加してくれる女性に対する価値があまりピンと来なくて困っていました。しかし時は唐突に訪れて、先日「これ絶対今後役に立つとき来るでしょ」とわけのわからない読みのもと足を運んだ ”うれしいすぎるよ展 / そういうことじゃないんだよ展” がベンチマークになるのではないか、とひらめきました。

うれしいすぎるよ展 / そういうことじゃないんだよ展

 この展覧会めちゃくちゃ面白かったです。”普段よく感じているけどなかなか客観的に見たことないよね”っていう内容があるあるとしてずらーっと展示されいました。行く前は「あるあるを情報として売ってるのかなー」と思っていたし、僕もそれ目当てで行ったのですがどうやら他のお客さんはそうでないところに大きな価値を感じているっぽかったです。それに気づいたきっかけが来ている人の属性で、来ている人のほとんどが大学生くらい(一番年上そうな人でも30代にはなってないと思う)の男女2人、もしくは女性2人のペアでした。それに加えて「あれ?」と思ったのが、チケット購入後に気づいたのですが展示物が普通にSNSに投稿されていました。(調べても確認できなかったけど多分SNSにあげていいことになってるのかな)
 調べたら見れるし、万人受けしそうなのに来ている人のペルソナも似通っているしで流石にただあるあるを見に来ただけではないんだろうなと。ではこの人達は何に価値を感じていたのかというとあくまで僕の予想の域を出ないのですが、多分一緒に来た人とのコミュニケーションです。会場に入って思ったのですが、「わかるー!この間~~だったんだよねー」という会話がずっと聞こえてました。(僕は一人で行った。いっしょに行けるいい感じの女友達プリーズ。)
 展示物の観覧順路みたいな流れが自然とできていたのですが、その流れが凄い遅くてずっと「早く次行かせてくれ」と思っていました。(3分ぐらい一歩も動けなかったタイミングとかあった)お客さんの多さに対して会場がそこまで大きくなかったのも一つ大きな原因だと思うのですが、それにしても明らかに遅い。なにがこの遅さを生んでいるのかというとやっぱり展示物見ながら楽しそうに会話している人たちなんですね。

コンテストに活かす

 この展覧会は会話のネタを提供するという部分で ”日本一モテる体を決めるコンテスト” に活かせるなーと思いました。この展覧会はおそらく沈黙が全く気にならないくらいの仲にはなっていないペアの仲を深めるためのツールになっていて、あるあるを密集させることで強制的に会話をスタートさせられたり、お互いに共感しあったりということができるようになっているのかなと。それと同じようにこのコンテストによって女子グループでの恋バナのネタを提供して、コンテスト後に喫茶店に行って談義する(全然よく知らないけど女子は常に喫茶店で恋バナしてるイメージ)という一日を設計するのが結構いい策だなーと思いました。展覧会ではその場に立ち止まって展示物を見ながら会話することができたのですが、コンテストでは会場の予約時間的に会話する時間をとることができないので、コンテスト出場者一覧みたいな配布物を作ってコンテスト終了後に渡す、それをもって喫茶店に行って「この人の体が理想」「実は私あんまり体きにしないんだよねー」「身長低くてこの体か身長高くてこの体だったらどっちがいい?」といった恋バナを誘発できたら最高です。

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