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SNSと文章力

SNSでの親しい相手との会話で、“正しい日本語”を使え、と言うことはない。

しかし、“間違った日本語”は、それが誤用やくだけた表現、ネットや仲間内での用語であると知っておき、公的な場へは持ち出さないよう注意しなければならない。

また、SNSのやり取りが短文なのは、長文を書くと相手を待たせるし読みにくいからだろう。

だが、短文で上手く伝わらなくてもすぐに訂正できるからいいや、ではなくて、履歴が残るものだからこそ、文章を工夫してみてはどうか。

例えば誤字は、若者なら読み返さずすぐに送信・投稿すること、年配者なら老眼で細かい字が読めず、またキーボード入力を使いこなせないことから生まれるのではないだろうか。原因は違えど、どちらも一旦踏み止まって推敲すれば防げるものだ。

そうして文章らしい文章を書けば、SNSには、以下のような利点もある。
・記録やコミュニケーションの習慣がつく
・書いた文章を誰にでも読んでもらえる
・リアルタイムで反応が返って来ることが書くモチベーションになる
・失敗しながらより良くSNSを使えるようになっていく

SNSで“正しい日本語”を使う必要はない。
しかし、文章力を上げるきっかけにすることもできるはずである。

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