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マジミラ2024ポスターデザインに落ちた話と次に向けて、それから審査について

※今回は募集選考で正当な審査が行われなかったものとする。

出だしからいきなり驚かせてしまって申し訳ない。というのもこれは単純な話で、応募要項の規定を満たしていない作品が数点採用されているからである。それをご理解の上この先の文章を読んでいって欲しい。


はじめに

この記事は私がイラスト公募・コンテストに向けてどのように考えてイラストを制作したのか、その結果どうだったのかを記録したnoteである。採用された場合はその理由、採用されなかった場合は採用作品と違う部分はどこなのかを考察し学んだ部分を書き留めている。
イラスト公募・コンテストに参加しようと思っている人やどう頑張ればいいのか分からないという人の糧にもなると思い、記事として公開している。

勘違いしないで欲しいこと

記事の性質上作品と作品の差や画力について言及する場合がある。これらに作品同士の優劣や正当性を表す意図は無い。
筆者は特別文章を書く事が得意な訳では無いため、間違った言葉や伝えたい事が上手く伝わらない表現になってしまう箇所があると思われる。
どの作品も等しく情熱が込められており、全てのクリエイターにリスペクトを持って発言しているという事を前提に読んでもらえると助かる。

マジミラポスターコンテスト「応募作品」

今回私が応募した作品はこちらだ。

まずはイラストの制作過程を説明させていただく。
大まかに

募集要項を熟読→構想・キャッチコピー決定→イラスト制作→完成・募集要項と照らし合わせ→投稿

といった手順で制作を行った。次から、項目ごとに細かく説明していく。

1.募集要項を熟読

イラストコンテストや公募に参加する際にいちばん重要なのはここだ。ここでよく理解せず取り組んでしまうと、全く募集内容にそぐわない作品が完成してしまうことになる。今までたくさん描いて来た人は、耳にたこルカ案件ではないだろうか。

しかし、たくさん活字が並んでいると混乱してしまうといった方も少なくはない。ここまでこの記事についてこられている貴方なら大丈夫だ。

募集要項で読み取らないといけない内容は、【締切日】【募集テーマ】【必ず描かないといけないもの】【画像サイズ・形式】の5点だ。

この5点を文中から探し出すように読んでいけば、幾分かましになるのでは無いだろうか。

上記を踏まえて今回のマジミラポスターコンテストの募集要項を確認してみよう。
今回の募集要項は、【6/20(木)17時】【観光ポスター】【2024衣装、「初音ミク マジカルミライ2024」&キャッチコピー、派生キャラ&建造物NG】【A3縦300dpi・jpegかpng】となる。
今回特に難しいのが【キャッチコピー】であろう。何せ絵描きは絵を描くこと以外のことが出来ないのだ(主語がでかい)
ともかく上記を踏まえて制作を進めていく。

2.構想・キャッチコピー決定

どんな絵を描くかとどんな言葉を添えるかを考える。
話は変わるが、公募やコンテストのイラストを制作する際は必ず裏テーマを設ける事にしている。何故かと言うと、私は人の言うことに従うのが心底嫌いだからである。
……というのは半分冗談で、目標を定めておくことで、完成した際にその目標を達成出来たかどうか、出来たなら出来た点、出来なかったならどうすべきだったかを考えることで絵描きとしてステップアップに繋がると思っているからだ。

今回の裏テーマは「KAITOで受かる」だ。
実際は今回もであり次回もではあるのだが、あまりに話が逸れすぎるので言及は避ける。要点だけ言うと、私にとって「KAITOで賞を取る」事に意味があるという事だ。

裏テーマで定めた通りKAITOをメインで制作する。観光ポスターと銘打っているため、駅で見掛けるような旅の広告ポスターを制作することに決定。
キャッチコピーは「あなたが行くならどこまでも。」に決定。これは読んで字のごとく「KAITOが行く場所へどこまででも飛んでいく」という意味だ。KAITOの部分が他のボーカロイドに変われば誰かの想いとなるだろう。

ここで現時点での応募作品をチェックする。仕事の都合上制作がギリギリになったことが功を奏し、様々な方の作品を見ることが出来た。ここから作品の傾向とキャッチコピー、応募作品全体の画力の高さを見ていく。
・作品の傾向
やはりカラフルで華やかなイラストが多い。マジミラというのもあって6人描かれているイラストもいつもより多いが、ペアやトリオなども見受けられる。ミクは単独も多い。
・キャッチコピー
ポップなロゴになっている物もあれば添える程度のシンプルなものもある。キャッチコピーを作り慣れている人も見受けられる。ここは経験の差が大きく出る点だ。
・画力の高さ
当たり前だがまちまちだ。高い人もいれば低い人もいる。しかし、適当に描かれた作品はただのひとつも無い。気を引き締めなければ。

3.イラスト制作

ついにイラスト制作に取り掛かる。

今回のイラストは以下を前提に制作する。
・KAITO単体
・大きな青空に飛び立つ飛行機、飛行機雲
・広告ポスター的デザイン

まず私が制作する際に参考にした本があるので紹介する。

この本の214p「Lesson8-2 雑誌の表紙をデザインする」だ。私は非常にレイアウトデザインが下手な為、こちらのページと睨めっこしながら制作した。
こちらの本は、デザインに関するあれこれをパステルカラーでほんわりと学べる内容となっている。デメリットも載っているのが魅力だ。

話を戻す。上記を前提に、頭の中で考えていた構図をさくっと描き出していく。私はラフはひとつしか描かないタイプだ。今回描いたラフはだいたい完成系の構図になる。

ラフを書き出したらざっくり色を乗せていく。シンプルで軽く広々とした印象を持たせたかったので最初は単色でぱつぱつと塗り分けた。しかし色選びの下手さが目立ち、特に広くとった青空はただの余白にしか見えない。その為空にグラデーションを追加する。
この際キャッチコピーやその他載せるべき文言もベタ打ちしておく。

仕事の都合上ラフが完成してから日にちが空く。少し焦り始めるが、やれる事しかやれない為期日が迫る。

いよいよ清書に取り掛かる。
私のイラスト制作はシンプルで、ラフ→線画→色分け→塗り込み→線画色トレス→加工・完成 である。次は線画だ。
今回は入り抜きの無いミリペンで制作する。引きの絵な為、人物は印象が薄くならない程度の細さで描く。キャリーバッグの細かいデザインが描いていて楽しい。描き終わったら細すぎないか全体を確認する。
書き忘れたがこの際きちんとお手本を横に置いて作業を進めている。

次は色分けをしていく。今回は背景に線画が無いため、背景はここから描画する。一番の苦行だ。カラーバランスは加工でどうにかすると自分の色彩センスを諦めてとにかく色を乗せていく。

次は塗り込みになるが、今回のイラストはシンプルさを大事にしたいため極力影や光の描画を避ける。……がしかし、色彩感覚の無さが際立ち本当にただ色分けしただけの制作途中手抜き作品にしか見えないため、打開策を考える。
空とKAITOの青が飽和している。どちらも薄い色合いなため目を引かない。空の色は絵の印象の核となる為この色で行きたい。そこでKAITOを逆光にすることに。しかしただ逆光にするとKAITOが目立ちすぎてしまった。それに魅力的な逆光を描く手腕は残念ながら私には無い。ただ、肌に乗せた鮮やかな影は良い色だ。肌にだけ逆光を適応させることにした。意外にも全ての影を描画しなくても意外と良い感じに見える様だ。
線画色トレスはそのままなので省く。

次は加工だ。何をしているかと言うと、とにかくあらゆる色調設定を駆使して己の技量のなさを覆いに覆い隠し出来ているように見せかける作業になる。あくまで私にとってだ。

特に重宝するのはトーンカーブとグラデーションマップ。(CLIP STUDIO PAINT)
トーンカーブは、画面全体の色を明と暗のふたつに分けグラフ上の点を動かすことで値を調整する機能だ。いわゆるコントラストを弄ることが出来る。
グラデーションマップは、ソフト内に存在するグラデーションセットからひとつ選びイラスト全体にマッピングすることが出来る機能だ。別レイヤーでマッピングすればレイヤー濃度やレイヤー効果を変更したり、一部のレイヤーにクリッピングしたり出来る。

私はトーンカーブで画面全体のコントラストを調整し、グラデーションマップでバラバラだった色の印象を統一して力技で毎回誤魔化している。色選びに苦手意識がある人はぜひ真似してみてほしい。

加工中に、場所を空港に、窓から見える青空を切手型にトリミングした。完成イメージにぐっと近づいた。
そして加工制作中に家族がコロナにかかってしまった。看病や薬屋へ向かったりなどしている中、締切前日な為非常に焦りが出る。しかしサボってギリギリになっていた訳では無いため仕方ないと割り切り心を落ち着ける。絵に焦りは禁物だ。

4.完成・募集要項と照らし合わせ

とにかく時間を空けて最終調整、募集要項と照らし合わせだ。1ヶ月前に読んだ内容など覚えているわけもないのできちんと完成イラストと照らし合わせて確認していく。
と、ここで「初音ミク マジカルミライ2024」の「初音ミク」文言が抜けていたことに気がつく。最初にベタ打ちした際に抜けていた様だ。時刻は16時。危ないところだった。やはり募集要項の確認は大切だ。打ち直し、もう一度確認し、ライセンス設定を気をつけ投稿完了!これにて全ての工程終了となる。

結果発表

結果から言うと、今回のイラストは落選であった。
応募作品数はおおよそ300強。そこから30点が選ばれるため、単純計算で倍率は1/10になる。
ちなみに募集要項に描いてある通り、8月中発表で入選した方には事前にメールで連絡が来る運びになっている。なので結果発表のツイートが出た時点で連絡が無いため落選であるだろうと考えうる形になる。
ちなみに私はこういう際、めっっっっっっっっっっっっちゃくちゃ悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい!!、!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
となるタイプだ。あと私の絵をポスターに使わないのめっちゃもったいないと思う。私だったら絶対採用してる。そんなことはさておき採用作品を見ていこう。

大問題発生

ポスターコンテストの応募作品をツイートしている人にいいねをばらまいていたらとあるツイートを発見した。内容は「応募要項を守っていない作品が採用されている(要約)」といったものだった。気になってひとつずつ確認してみる。
結論から言うと、あった。私が確認したところ2点。「初音ミク」の文言が無いものと、「初音ミク マジカルミライ2024」が丸ごと無いものだ。
気づいている人がいるのかと再度ツイッターで確認してみる。私が視認しうる限りは3名ほどしか言及していなかった。驚いたのが、そのどれもが憤怒ではなく諦めに近いものであった。事実は確認していないが、以前から募集要項を満たしていない作品が採用された事例があったようだ。

採用作品を見よう

驚きは隠せないが、とりあえず採用作品を見ていこう。非常に初歩的な応募要項をきちんと審査されていなくとも、くじ引きなんかしてない限り選ばれたイラストにはきちんと選ばれた理由が存在するため(そうでないと困る)今後の糧に出来るはずだ。

ここからは採用作品から自分が目を引いた作品を何点か紹介する。なお、採用の中には知り合いの絵描きも何人かいる(めでたい)が、その点は考慮しないものとさせていただく。また、文字数の関係上作者の表記は敬称を略させていただく。

1.「どこいこか?」しずか

応募作品の中で一番好きな作品。

6人のカラーを綺麗なグラデーションにまとめつつ、キャラクターや観光地を想起させるモチーフをころんとしたデフォルメに落とし込んでいる。
ポスターデザインから大きく外れず、たくさんのカラーを使ってカラフルでワクワクな印象を維持しつつ、明度を駆使して統一感を持たせた非常に技術のこもった作品だ。手帳にシールをぺたぺた貼っているような点もテーマとマッチしている。このグッズ欲しい。

2.「ツアー計画」富郎

こちらも応募作品の時点でおっ!と目を惹かれた作品。
ミクとメイコが新幹線風の車内で地図を広げ、ツアーの計画を立てているワンシーン。私たちを案内するためのツアーなのだろうか。手帳やペンケース、付箋の貼られた手帳など細部までこだわられている。このイラストが大きくポスターに貼られた際は、多くの人々が立ち止まってじっくり眺めてしまうのではないだろうか。
背を向けた4人のミニぬいぐるみが個人的に好きなポイント。

3.「マジカルミライ旅行へご招待♪」凪兎ふう

構図描画力共に非常にレベルの高い作品。公式のポスターと言われても遜色の無い完成度のポスターだ。
全身、引き、座り、横顔等様々な角度から人物を描く力もあり、その全てをまとめる構成技術も見受けられる。
キャッチコピーは非常にシンプルで、イラストの情報量が多い分そのシンプルさがバランサーとなっている様に感じる。
カメラや目的地マーク等、旅に関する分かりやすいアイコンがさらりと添えてあるのもニクい作品だ。

4.「未来へ伝える古き良き水の郷へ」影石マサカズ

応募作品の中で一番個性の光る作品。見た限りこのイラストと類似する様なイラストは見受けられなかった。画面を大胆に真ん中で二分割する構図が目を惹く。引きと寄りのふたつを描画することにより、情緒感や時の流れを感じる。寄りの構図はレトロチックなフィルターがかかっており独特な空気感を醸し出している。
こちらの作者は、これとは別で採用を狙って制作したいわゆる大衆向けの作品も応募しているようだ。どちらも良い作品だが、個人的にはダントツで作者の色が強いこちらの作品の方が好きだ。

他にも素晴らしい作品が目白押しだ。それに採用されなかった作品も「#マジカルミライ2024_ポスター」タグを押せば見ることが出来るので、ぜひ見て欲しい。こんなに熱量を注がれたイラストが集まっているところは他ではお目にかかれないため、特にイラストが上手になりたい人はぜひ参考にしてみて欲しい。

不採用だった理由

採用作品を踏まえて自分の作品を見直す。
採用作品にあって自分には無い要素。それは「旅先の景色」だ。
つまり、開催側が欲しかった作品は「旅先の景色」で私が描いたのは「旅の始まり」であったという事だ。

私は2.構想・キャッチコピー決定の段階で応募作品を見て、「旅先の景色」を描いている人が多いなと感じた。それなら旅の始まりを描くのはどうだろう?と、皆と違った角度でアプローチをする事にした。今回はそのアプローチが的外れであったという訳だ。

少し話は逸れる。
この皆と違った角度でアプローチをする事は、公募・コンテストにおいて非常に大事な事だと考えている。

応募作品をさらっとスクロールしてみて欲しい。その中におっ!と目に止まる作品があっただろうか。果たしてそのイラストは、どうして自分の目に止まったのだろうか。

目に止まるイラストは様々な要因があるが、一番大きい要因は「周りと違う作品である」事だと私は考える。主に
・周りと違う構図を使っている
・周りと違う色を使っている
・周りと比べて非常に高い画力を持っている
といった点が上げられる。

応募作品が多ければ多いほど「周りと違う」事は非常にアドバンテージになる。応募作品をスクロールして自分の作品が目に止まればしめたものだ。私のような他人と同じことをしたくないひねくれ者は心当たりがあるだろう。つまり周りと違うアプローチをするというのは戦略のひとつだということだ。

ここで勘違いされないためにひとつ保険を張っておくが、周りと違うからといって採用に至るかというのはまた別の話だ。

上記ではあえて伏せたが、目に止まる要因はもうひとつある。それは、
・周りと比べて非常に低い画力を持っている
という点だ。シビアな話だが、まず採用に足る画力は最低条件であることを念頭に置いておかなければならない。
そして前述した要因全てを含めて、周りと違う事をするということは、かえって悪目立ちをしてしまう結果になる可能性も孕んでいるという事だ。悪目立ちというのは、募集要項から大きく外れたイラストになってしまっているという意味である。
募集要項を理解せずただ気をてらったアプローチをしてしまわないように周りと違うアプローチを行うことが、目に止まるイラストを制作するのに大切な事項だ。

ちなみに例外として、王道が求められている場合もある。きちんと募集側の意図を組み、自分の描きたいものと照らし合わせて楽しく制作していく事が大事である。

話を戻す。
つまり今回は「旅先の景色」というカラフルでワクワクするような王道を求められていたという訳である。次からはより募集側の意図を組んで採用を目指していきたい。

それから、結果とは別で、私はこのイラストを描ききった事に後悔は無い。何故なら、わざわざ王道を避けてまで、描きたかった「旅の始まり」を自分で選んだからである。
王道から外れている事は元より分かっていたことである。王道から外れて自分の考えをアプローチし作品を提出した事はつまるところ挑戦である。その挑戦に価値があり、こうして学びを得ることが出来た。自分のステップアップにも繋がったため、後悔をする余地は無いからだ。
それとは別で悔しいという気持ちは同居しうる感情である。くやし〜

選考について(※読みたい人向け)

ここからは「大問題発生」で少しだけ触れた「応募要項を満たしていない作品が採用されている(要約)」について大きく言及する。

まず最初に言っておきたいのは、募集要項を見落とした採用作品の作者に一切非は無いという点だ。非があるのは募集要項を見落とした採用者側の落ち度であるということを大前提で話を進めさせていただく。

次に、私はこれに関して非常に遺憾であるという事だ。結果発表から時間が開いているため感情に任せた発言をすることは無いが、人によっては言葉が強く感じる可能性があるため読むかどうかはご自身で考えていただきたい。

また、ここで発言する内容は全て私の一個人の意見である。他の誰かの代弁では無いことをお間違えなきようよろしくお願いしたい。

そして最後に、もし今回のマジミラポスターコンテストで落選して落ち込んでいる人がいるのなら、ぜひ最後まで読んでいって欲しい。

それではここから話を始める。
とはいえ長々と話してしまえば怒りがふつふつと湧き出てしまうため手短に。

まず今回の選考に関して、非常に残念である。
「初音ミク マジカルミライ2024」の文言の記載を採用者が見落とす可能性は、記載されているかどうかを最初の選考段階で行っていない以外に有り得ないと考える。
私は選考側に立ったことが無いため想定の範疇の超えないが、募集要項の確認はまず最初に行われることではないであろうか。それにこの確認は一度しか行われない事では無いであろう。それこそ最終確認でもされるべきである事項だ。
募集要項に赤字でわざわざ記載している事を、採用側が見落として採用作品に選んでいるという現状は、全ての参加者に対して失礼極まりなく、非常に程度の低い行いであると感じる。

言い過ぎじゃね?と思われるかもしれないが、公募・コンテストというのはそれくらい非常にシビアなものである。

先程の私のイラスト過程を見ていただいた皆さんには分かると思うが、参加者全員が命を削って情熱を持ってこのコンテストに挑んでいる。受験を控えている人もいるだろう。たまの休みを削った人もいるだろう。子育てをしている人もいるかもしれない。

そんな様々な環境下で、それでもマジカルミライを共に作りたいと応募した人々の作品の9/10は落選する。

落選したものが採用側から与えられるのは選ばれなかったという事実のみ。もちろん事前にお祈りメールなんか無い。それくらい公募・コンテストは厳しくシビアなものである。

採用側が払える敬意といえば、正当に審査をし意志を持って採用作品を選ぶ事しか無いであろう。ひとりずつ個人的に何かをすることは出来ない。(敬意なんか無くとも正当に審査をするというのは当たり前の事であるが。)

前述したが、マジミラポスターコンテストで落選した方たちのツイートも多く見た。
自分の中で新たな挑戦をした人、今回こそはと力を入れて描いた人、マジミラだから初めて応募した人、様々いた。
私は、今回の選考はイラストを応募した数多くの人々の域に、選考側が達していなかったと感じる。





ここからは、不採用で落ち込んでいるあなたへ向けてのメッセージだ。

あなたの作品は素晴らしい。
応募作品全てに目を通した私から自信を持って全員へこの言葉を送る。
こんなお粗末な審査をする人々が、あなたの情熱を込めた素晴らしい作品を不採用と判断する資格があるだろうか。いや、無い。つまりあなたは落ち込む必要なんかは無い。

そして採用された人。あなたの作品も素晴らしい。あなたのイラストがポスターとして貼られた時に、多くの人々からあなたの作品は認められるだろう。採用おめでとう。

最後に

手短といいつつ長くなってしまって申し訳ない。
最後まで書くかどうか迷った部分ではあるが、みんなでつくるマジカルミライであるのなら厳しくとも大事な事だと思ったため書かせていただいた。これからもピアプロの公式コラボには参加させていただこうと思っている。選考についてはこれからに期待したい。

不定期にはなるが、今回のようにボーカロイド関連の公募・コンテスト関係のnoteを上げていくつもりである。自分が見返す用ではあるが、公募やコンテストに挑む方たちの糧になっていたら幸いだ。

おわり


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