同じネタを何度も擦るということ。

私の故郷は某ドラマの舞台になった場所だ(絶対特定はしないでほしい!!!)。で、そこはもう何年も経った今でもそのドラマに媚びているのである。
最初の頃はまだ良かった。ドラマを活用し、町おこしをしようという姿勢はとても良かったし、実際町おこしになっていた。全国から注目され、一言も喋らない静かなシャッターには萌え絵が描かれた。そのドラマの要素を取り入れたアイドルグループも結成された。
ただ。
ドラマの放映も終わり、何年か経ち、アイドルグループも解散し、新しくシャッターに萌え絵を描く人もパタリといなくなった。
それでも、このまちはドラマに媚びている。
「ドラマ放映◯周年!」とかやるけど。防災無線の時報はドラマの関連楽曲だけど。もう市民はみんな冷めてるんだよ。多分。
そのドラマを知らない世代も出てきた。
放映終了からもう幾年も経っているのに、まだ擦るのか、と私は正直呆れている。
何か新しいことをしろよ。
町おこしにマジになってる役人がいない。何年も前に廃れたことを何度も擦ってそれが町おこしになるとかふざけんなよ。
どれだけそのドラマが良かったって、それはすでに過去のもの。
だって仮面ライダーが50年経っても本郷猛を擦ってたらもうそれはおかしいだろ。50年も続かないだろ。
私たちが暮らすまちの魅力を伝えるのが行政の仕事ではないか?

ものは何度も使っていると擦り切れ、最終的に使用不能になります。
魅力的なことを何年か周期で生み出すと、少しだけでも持続します。
持続させすぎても問題がありますが、とりあえず、行政仕事しろ。


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