手書き10万字の思い出(1)

大学に入りたての2016年、大丸藤井セントラルでちょっと良さそうなノートを買った。当時書いていた日記帳のノートが埋まり、新しいのにしようと考えていた頃だった。

日記を書き始めたのは2009年4月。中学2年生に進級したことを機に、それまで不定期に書いていたものを1冊のノートにまとめようと思った。
初日は4月20日。最初は形式が決まっていて、見開き1ページの左側に日付と天気、気温、今日の授業、できごと、天気図のスクラップを貼り、右側には気に入った新聞記事を貼っていた。ちなみにこの日の記事は日経新聞の「日本ハム5連勝 立役者は下位打線」で、金子誠が大きく写っている。
翌21日は試合がなかったのでスカスカだが、JR名松線で無人のまま下り勾配を8km走った電車の記事を貼っている。

できごとの代わりに、新聞記事に対するコメントを書いている日もある。5月9日は日ハムの救援陣について、「四球を出して自滅するようでは全く救援になっていない」などとのたまっている。中2らしいコメントである。

2009年は新型インフルエンザが大流行した年でもある。GW前にはアメリカで緊急事態宣言が発令されたり、明けには日本でも高校生の感染が確認されたりと、日毎に状況が移り変わっていった。5月中旬にはマスクが店頭から消えていたことも記している。

6月は定期テスト。5教科合計400点を大幅に超えたことでテンションが上がっており、謎の見開き1ページ特集を組んでいる。この月はマイケル・ジャクソンが死んだりしているが、それに対する特段のコメントはない。(記事は貼っている)

7月には早くも2冊目に入った。この辺から急に好きな人のことばかり書くようになり、ページを直視できないためコメントは差し控える。
(2)に続く


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