カタリバカフェvol.9

偽善者先生

発達障害?問題行動の見取り方。

授業中、全然集中できてない子、いませんか?
落ち着きがない子、いませんか?
トラブルが多い子、いませんか?

「もう、あの子はどうにもならないな、、、」と思ってしまうこと、ありますよね、、、。

気持ちはすごくわかります!
でも、ちょっと待って!

行動に問題を感じていても、人格を諦めたらいけなくないですか??

「困った子は、困っている子」
行動には、必ず背景や特性があるんです。

実際に考えてみましょう。

事例1

参加者の方の考え

〇比べられるのが嫌だ
〇指定されたことをするのが嫌
〇どの色を使っていいかわからない
〇色の感覚に対して自信がない
〇見えている色が周りと違う
〇ゴールや見通し、表現方法がわからない

事例2

参加者の方の考え

〇多動(ADHD)傾向がある
〇座っているのがしんどいから、寝っ転がる
〇家庭での愛情不足
〇体のバランスが取りにくい

考えてみてどうでしたか?
正解は出ましたか?
そもそも、正解ってありますか?

行動の奥にある特性や背景は、多様で複合的で連続的

学習の苦手感
・学習不安
・自己肯定感の低さ

無価値観
・学力が高い
・価値を見出せない

現在の家庭環境
・両親の関係性
・妹弟の誕生
・親との日常会話

過去の親子関係
・愛着形成
・乳児期から幼児早期の関係

学級集団への不安
・周囲の目線が気になる
・休み時間同じ子とばかり遊ぶ

感覚統合の未発達
・自己刺激行動
・平衡感覚の課題

つまり、想定できることはたくさんある!!

子どものことを決めつけない。
決めつけると、見えるべきところまで見えなくなってしまう。

「決めつけてしまう自覚」が決めつけない秘訣なのかもしれません。

全力先生

「人生は選択の連続である」


子育て本を読み漁った結果、「子どもによる」という結論に至った。

人は他人を変えたがる
自分が心動かされた方法で
相手の心も動くと思い込んでいる

子どもの才能を伸ばす4つの方法

1:アップホルダー
明確なルールが必要

2:オブライジャー
他人の管理が必要

3:クエスチョナー
納得いく理由が必要

4:レブル
自分で選択が必要
情報→起こりうる結果→選択の自由 の順に伝えていく

伝えたいことを伝えるには、自分ではなく相手の感覚に合わせて伝えることが大切。
伝える<伝わるかどうか。

あなたからコレを引いたら
あなたではなくなるものは何?

あなたの「i」はなんですか?

人は自分に対して言った言葉を信じる。
自分の言葉に嘘はつけない。
自分がどういう人間か(identity)を明確にすることで、それに一貫した行動を取ろうとする。

8/21(土)16:00〜
オフラインのトークライブ
『あなたの個性の見つけ方』開催予定!

安東哲也先生

子どもを信じる・自分を信じるための
『変人』の育て方・育ち方

破壊的イノベーションに憧れを持っている。
「ありえない」「なんじゃそりゃ」が大好物。
総じて変わった人。

皆さんは変人ですか?

変人:変化を作る人 と捉えている。

これから、変人が結構大切になってくるのではないかと考えている。

最も破壊的イノベーションを起こしにくい公立学校の現場に、破壊的イノベーションが大好きな教員がもがき楽しんでいる姿を子どもたちが見るのって、なんかいい。

子どもを信じる
(信頼して任せて待って支える)

でも

自分を信じる

教育における「破壊的イノベーション」って、どんなことが考えられますか?

〇学校に行かなくてもいい学校
〇子どもが日替わりで先生になれる学校
〇担任がいない
〇紙を使わない
〇毎日午前中授業
〇リモート先生
〇教室の前後が決まっていない

変革はチャレンジから始まる。
チャレンジするときには、失敗することをデフォルトだと思い込んでスタートすると怖さがなくなる。

じゃあ、変人を育てるには?

☆学校の中に1人は変人がいる。
 破壊的イノベーションのことも思いながら、持続的イノベーションにチャレンジし続ける。

☆1人の変人をリーダーに変える、最初のフォロワーである。
 担任は、チャレンジの第一応援者である。

☆(DOの幸せがなくたって)どうせ幸せなんだから

☆チャレンジに対する心理的安全性

☆心のベーシックインカム

☆BEの幸せ→MHYHの実践
 すでにそこにある幸せを噛み締める

MHYH(My happy.Your happy.)で、幸せ体質を手に入れよう。

My happy.
「今日はどんないいことあった?」
Your happy.
「今日はどんないいことした?」

「私の幸せ」と「あなたの幸せ」が循環することで、幸せは続いていく。


まとめ

3人の方のお話を聞いて、それぞれの教育哲学の中で教育を捉えている姿がとても印象的でした!
こうやって、さまざまな教育哲学に触れることで、自分自身の教育哲学も磨かれていくんだと思います。

今ある教育をよりよく。

教育のことが大好きだからこそ、改めて自分の教育哲学を見つめていきたいと思います。 

ありがとうございました!

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