1月になると気になるお花たち
春は出回る花の種類が多くなる季節。お花屋さんに行く頻度もふえる。
スイートピー、チューリップ、ラナンキュラス、フリージア、ストック……。香りが良く、色も豊富で選ぶのに迷います。
チューリップは夜になると閉じて朝になると開く。毎日少しずつ茎が伸びて成長しているのがわかり見ていて楽しいですよ。
私はスイートピーの香りが好きでこの季節は何度も買います。
以前、通っていたフラワーアレンジメントのレッスンでスイートピーの香りは3種類に分けられると教わりました。グリーン系の爽やかな香り、フルーティーな香り、バラやヒヤシンスに近い原種のスイートピー香り。その中でもグリーン系の香りの品種が多いのだそう。
仕事帰りに通っていたレッスンは季節のお花を使っていて、私は春のレッスンがとても楽しみでした。
レッスン会場に入るとお花の香りがふわーっと漂ってきて、少し前まで考えていた仕事のことを忘れてお花に意識がいきます。先生の説明を聞きながら一心不乱に花を束ねていると、仕事の緊張でガチガチだった気持ちが元通りになる気がしました。
その時していた仕事は楽しかったけど、緊張する場面が多くて常に気疲れしていました。周りの人たちは長いキャリアがあるのに対し、自分はキャリアが短く自信がない。手足は緊張で常に冷たかったのを覚えています。
周りの人は長年その職種に就いているからか、それぞれ自分のスタイルをもっていてキラキラして見えました。私はこれといった特技も強みになる職歴もなく、どうしたらいいかわからず悩んでいました。とにかく、くらいつくしかなくて毎日が必死。
1月になるとそんな苦しかった時期を思い出します。でも、今があるのはその時に必死にもがいたからなんだとも思います。きっとまた大変なことがあっても数年たてば「その時があったから今があるんだ」と思えるはず。
スイートピーの香りはその気持ちを思いださせてくれます。
いつかまた高い壁があらわれても、その時の気持ちを思い出してこえていきたいな。
最後までお読みいただきありがとうございます。これからもたくさんの人がクスッと笑顔になれるお土産品をつくっていきたいです。サポートしていただけたら嬉しいです。