10分以上の解説は無駄だった
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人はどのくらいの時間、集中して人の話を
聞き続けることができるのだろうか。
こちらのサイトを参考にすると
興味のない話であっても、最低3分間は
集中して耳を傾けてくれるそうだ。
それ以上になってくると
例え興味のある話であっても、最大で15分までしか
集中力が持たないようである。
そう考えると、長々と授業で問題の解説をしても
その声は、生徒の耳にはきっと届いていないのだろう。
ましてや、授業に興味のある生徒はきっと少数派なので
10分を超える解説は、無駄な時間のように思えてくる。
集中力の波は15分周期だと言われている。
つまり、人間の集中力を維持するためには
「15分」をワンブロックとして考える必要があるようだ。
テレビのCMも15分周期に差し込まれるのは
そのためである。
そう考えると、15分問題演習+9分解説
このくらいの配分が、一番理にかなった配分なのかもしれない。
これを2セット繰り返すとだいたい50分経過するので
1コマが終わるようなイメージだろうか。
よく、授業内での演習と解説の配分をどうするかと悩む時があるが
『演習:解説=5:3』
この配分がベストなのかもしれない。
50分授業だったら
解説は20分弱、演習は30分弱
このくらいの配分である。
もちろん、演習でなくとも
話し合いの時間を設けるでも構わない。
とにかく、教師が10分以上話し続ける状態は
あまり好ましくない。
そういえば、以前勤めていた塾では
『授業をしている感を出すために、集団授業は
解説の時間を多めに取ってください。』
こう言われたことがあったが
これはあまり理に適っていないように見えてくる。
まとめ
解説に熱が入ってしまって
気付いたら授業時間がもう残っていないということは
先生なら一度は経験があるのではないだろうか?
だが残念なことに、その解説のほとんどは
生徒の耳には届いていなかったということだ。
伝えたいことがありすぎて
ついつい説明が長くなってしまう気持ちはよくわかるが
我々が思っている以上にあれこれ話す必要はないし
我々が思っている以上に、もっと生徒自身に
演習させる必要があるように私は思う。
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