月々のうた:2023年4月
エイプリルフールの海に告白が沈まぬようにもう一度言う
心音に桜が揺れて血流は散った花片の銀河となった
歩いても歩いてもなお鶯がぼくの命を見つめては鳴く
マンションは大きな魚おふとんが鱗のように干される夏日
5時5分枕の上にiPhoneと作り笑顔の残骸がある
彼女歴5年目の空のほほんと青を続ける空に降れ、雨
本当にあっという間に4月が過ぎ去ってしまった。速い、めちゃくちゃに速い、なにこれ…。
月のまとめを作るときに考慮しているのは「その歌が出来たとき楽しかったかどうか」が第一で、なので出詠先がたとえば「うたの日」だったらそこでのハートの数や、あるいはTwitterの「いいね」の数などはそんなに選歌では気にしていません。もちろんハートやいいねが多い歌の方が良歌である蓋然性が高いし、私の歌たちも全般的な傾向としてはそうだと思います。
でもこの4月、久しぶりにうたの日で首席をいただいた歌に、どうにも自分的に、こう、しっくりこなかったので月のまとめには入れませんでした。
どちらかというとnoteやsuiuで気ままに作っている歌に、何とはなしに自分が滲んでいる気がする。だけどその「自分」は自分のものでしかないので、それがしっかり伝わるようにするのが次の課題ですね、はい。
はい要するに!
1)うたの日はまだリラックスして詠めてない。盛る、飾る、カッコつける、結果スベる。いつまで繰り返すんだ自分!
2)気ままにつぶやく歌が好き、だからそれをちゃんと伝わるように工夫しようね
てな感じで5月以降がんばってみます
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