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月々のうた:2023年12月


くち元で冬の終わりを温めた手は君の手へ春を告げゆく

一度だけ躊躇いたくて言い訳を希釈していくゆびさきに夜

この世界がいいのだなんて震えてる、睫毛、あけてよ旅は朝焼け

交わさないことばを抱え降り立った海へと雪は音もなく音

女子じゃなく男子と書いてスキと読む国であなたを好きになりたい


ようやく2023年の12月の歌をまとめました、の自選歌5首です。
ここ数ヶ月は発表短歌が月で20首程度、あとは詠んでも放っておいたり、いちごつみや非公開のオンライン歌会などで詠んだものだったり…。で月にせいぜい30首くらいのペースになんだか落ち着いてしまいました。

今年、2024は「積極的」がテーマなので、発表するしないは別として数は作らなきゃ、と思いますし、そのためのインプットとしていろんな本を読んだり映画を見たり。感情の多様さを観察すること、それらを表す言葉にもっと鋭敏にならなければな、と思うのです。

ん〜、できるかな??

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