月々のうた:2022年6月
君の部屋IKEAのサメが馴染む頃わたしの部屋にもなる、いくぞサメ
わたくしの話も聞かず食べているハッピーターンともう結婚しろ
ローソンに寄ってくような気軽さで告白するな頷きそうじゃん
夏至きみは生まれ変わるの八月にだから今日だけ向日葵を撒く
さっきまでずぶ濡れだったぼくたちの欠片を虹にする雨上がり
苺さえあればだいたい無敵だし世界を救う以外は無力
滑稽に生きる権利は誰にでもあってバナナの二丁拳銃
少しづつではあるけれど「らしさ」みたいなものが形成されてきている、かな?という6月。個人的に気に入っているのは苺の歌とハッピーターンの歌、あとローソンの歌なのだけど、たぶん短歌的にはあまり筋の良いものじゃないんだろうな…
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