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月々のうた:2023年6月


純の字を冷たく書いていくようにプリンを指でかきまぜている

夕闇に砕けた片割れのグラス飛び散るifを無数に映し

満ち潮は月の涙の代わりだと呟くひとと靴を脱ぎあう

太陽の孤独は誰があたためる麦藁帽を海に放ちて

高音が裏声になるあの感じなんだ恋へと変わる瞬間

君が押すタイムカードの音を追いただsukidesuと打つキーの音


相変わらず低浮上の6月でした。
Twitterで開催される短歌イベント、とても興味があるのだけど、どうにも横目で見ながらの毎日で、あーなんか本当に暗いよな自分…、などと思いつつ己の殻の中で詠んでいました。
どうもキラキラした、というと大げさに過ぎますが盛りあがろう的な輪にダイブするのにはまだ少しハードルがあるっぽく、ほんとめんどくさいな私。CDTNKはエイヤ!ですごく楽しかったのだけどな…。

でもまぁ歌は歌。自分は自分。ひとはひと。かもめはかもめ。
私の心と体から出てきた31文字を撫で回しながら、このめんどくささと付き合ってあげられるのは本人だけなんだし、しゃーない付き合おうと思います。折しも夏なのだし、私を抱えてちょっと、まぁちょっとは跳ねてみるか…!

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