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月々のうた:2024年2月
人類の二足歩行のメリットはわずかに空へ近づけること
大切なひと大切なわたしたちだった白夜のようなアパート
左利きの君は右腕から洗うGAFAの知らない個人情報
止血した愛は願いを閉じ込めて受粉のままに膿んでいくのね
舌先がきみを知ってる味噌汁の味も奥歯の治療のあとも
気づいたら2024年の2月が終わってしまいました。もう3月ですよ?
なんだろう、いつもより早く回ってるんじゃないか?地球…。そんなに頑張らなくてもいいよもっとゆっくり回ってくれていいんだよ?
さてこの1ヶ月、メンタルの不調とその乱高下に加えて睡眠不足、仕事でのトラブルなど思い出すだに激しい日々でしたが、うた自体はけっこう詠んでいたみたいで、どうしても忙しくて遅くまで残業するような日以外は毎日詠めていたと思います。おかげさまで薔薇も2回いただきました。やったー!
なので5首に絞るのは、うーん、という感じだったので、選に漏れた歌をいくつかB面としてピックアップしましょう。
雨音を従え夜の白むまでソリストとしてきみを奏でた
翼なき背中で雨を受けとめた君はあの夜天使だったよ
始末書で折る飛行機を地上へと放ち見知らぬ人へ謝る
まだ母を知らぬ鱈子にごめんねとパスタへまぶす恋人の部屋
部室では何ごともなく並び合うふたりは同じ林檎を描く
こうしてみるとB面も可愛い子たちです。悪くないな、と思う。うん。
では3月もよろしくお願いします!
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