妊活絵日記～妊活と焦り～

だいぶご無沙汰な記事です。

前回の近況の記事から、リアルの状況はあまり変わっておらず(なんなら悪化してる)、仕事が忙しいことに変わりないのですがようやく１本漫画が描けたので更新です……！

今回は妊活を始めてから感じた“焦り”についてです。妊活をしている方なら誰しも感じたことがあるのではないでしょうか…。そんな焦りについて私が感じたこと、私なりの解決法(？)を書いていきたいと思います。

漫画3枚です。(マスク省略してます)

妊娠ってスピードを競うものじゃないはずなのに、何故か人のことを気にしてしまう。芸能人でも親族でも職場でも、自分と同じくらい、または自分より後に結婚した人が妊娠した話を聞くとなんとも言えぬ絶望感に襲われました。年上の芸能人を見ては「一般的な妊娠のしやすさで言えば年齢が若い方が確率が高いのに、つい最近結婚した芸能人はもう妊娠したのか…私は全然妊娠できないのに…」とか、お義姉さんが第二子妊娠した話を聞いた時は「ほぼ同じ時期に結婚したのにもう2人目なんだ…私は1人もできてないのに…」とか、もう自己嫌悪やら妬みやら真っ黒い感情だらけ。そしてそういう時に限って妊娠ニュースをめちゃくちゃ聞く。何なんですかねあの現象。さらに厄介なことに、仕事でも結婚や出産の話を取り扱うことが多々ある職種なので、知らない人の情報を聞いて勝手に落ち込んでました。我ながら面倒な人ですね……。

以前描いた「妊活について」の絵日記でも少し触れましたが、私は毎月毎月妊娠したかも！？って期待して、妊娠したらいつ報告しよう、職場ではまず誰に報告しよう、という妄想を繰り広げていました。(まぁその妄想が実現しないまま今に至るのですが。)妊娠したら重いものを持つ作業は危ない気がするから他の人にお願いしよう、とか、朝から晩までの仕事は代わってもらおう、とか、色々妄想してたからか、ある日先輩がまさにその行動を取っていてあれ？と不思議に思いました。その先輩は優しくて、気配りができて、人が嫌がるような仕事も率先してやり、かつ嫌な顔など一切見せない、本当に「完璧」を体現したような方。みんなからの人望も厚く、私もとても尊敬している方です。普段なら先輩自らがやってしまいそうな作業を人に代わってもらってるのを見て「もしかして妊娠してる…？」と感じました。

女性ならではの感覚かもしれませんがこういう勘って当たりますよね。予感は的中し、先輩から妊娠してること、産休・育休を取ることを告げられました。自分の予想の段階だと、嫉妬してしまったらどうしよう、素直におめでとうと言えなかったらどうしようと思っていましたが、そんなことはありませんでした。自分のことのように嬉しく、本当に泣きそうでした。正直言うと、ここでちゃんと喜ぶことができた自分にちょっと安心しました…そうとう冷酷な人間になってる感じがしたので…（笑）

そして発表する先輩側も緊張していた感じはしました。漫画内でも描いたように、現在の係は女性4人体制。内3人は既婚子なし。なんとなくですが、みんな子どもは欲しいんだろうなぁという雰囲気でした。誰が妊娠してもおかしくない状況。そんな人たちに妊娠したよって報告は緊張しますよね。それこそ妬まれたり、喜ばれなかったりもあるかもしれません。後から聞いた話では、完璧善人な先輩でも、やっぱり妊娠できない期間は焦りとか妬みとかあったみたいです。(だから妊娠しても、他の人に悲しい想いさせちゃうからマタニティマークは絶対付けないって決めてたそうです…かっこいい…)そういう気持ちを汲み取れる方だからこそ、私やもう一人の先輩に発表するのは緊張していただろうなあと思います。私が食い気味で「おめでとうございます！」って言った後、安心したような表情だったのが印象的でした。

妊娠した先輩は30代後半。「もう高齢出産だから気をつけなくちゃ」と言っているのを聞いて、ハッとしました。私は毎月毎月妊娠できなくて落ち込んでるけど、妊娠できた人だってそうなのかもしれない。私より年齢が高い方はその分リスクも高いし、別の悩みがあるのかもしれない。不妊治療を続けてようやく授かった人だっているかもしれないし、もしかしたら子どもを作れない人もいるのかもしれない。そしたら私の悩みなんて贅沢なのかもしれない。人のことなんてわからない、目の前にいる先輩だっていつも笑顔だけど、ここに至るまですごく苦労して悩んできたのかもしれない。そう思ったら「なんで私だけ妊娠できないの」という悲劇のヒロインぶった感情がなくなっていきました。

とは言え、どうしても妊娠した人を羨ましく思ってしまうことはあります(苦笑)そんな時は「隣の芝は青い！！」と自分に言い聞かせて、自分は自分のペースで頑張ろうと思うようにしてます。「隣の芝は青い」結構私は効果的なのでオススメです！妊活にストレスはNGですしね！