世界メンタルヘルスデーに思うこと

2023年10月10日は世界メンタルヘルスデー🌎
今日、何かを残したいと思ったので書きます。

30年弱の人生の中で、最も辛かった時はここ数年だと思う。
大なり小なり様々な経験をしてきたけれど、今私が思う辛かったこと、メンタルがノットヘルシーだった時のことを残したいです。

最愛の母が癌になった

我が家は母子家庭。
私は父と生活したことがない。
母は過保護であり、何でも話す友達のような存在でもある。(話をせざるを得ないといった方が正しいかも)
100%依存しているわけではないけれど、
迷った時や困った時にどうすれば良いと思う?ってすぐに聞いてしまう癖はある。

2020年東京オリンピックが延期となった年
母の癌が発覚した。

病名は「多発性骨髄腫」
血液の癌で完治することは難しいと医者からは告げられた。
ただすぐ命に別状がある病気ではない、ということも聞いていた。

体調が変だな、と思ってから半年以上過ぎて発覚した母の病気には
とても衝撃的だった。

病気がわかってしまったので、その翌週からは検査入院。
怒涛の日々が始まった。

毎晩泣いた。
母が入院中に1人で家にいるのが怖くて、
兄の家に泊まりに行ったりもした。
でも、そこには何気なく繰り広げられる日常があって
それがまた辛かった。
予定を切り上げて早く家に戻ったりした。

あの時は本当に毎日真っ暗で、どうしたらいいかわからなくて、私自身もう心身ボロボロになった。
その前から仕事のストレスで激痩せしてしまい、
そこから数ヶ月は落ち着かなかった。

母の通院があるから、車の免許も2週間で取得した。
仕事をしながらの通所だったし、寒い冬の季節だったので、まだまだボロボロで泣きながら免許試験を受けた。

運転が下手すぎて、教官に「車の助手席に乗ったことないの?」と言われて本当に辛かった。
母は運転が大好きで、どこにでも迎えにきてくれたし、本当によく助手席に乗っていたのに、今は病気の薬の影響で運転はできない。
今後もう助手席に乗れないかもしれないと思うと本当に辛くて何気ない教官の一言にも心が傷ついた。

第一子の出産後

その翌年の夏に第一子を出産した。
母の病気が発覚した時に、すぐに死ぬわけではないと話を聞いていても、
癌という言葉のインパクトに押しつぶされていた。
もしかしたら死ぬかもしれない‥と思っ時に、私は子供を産む決意をした。
私自身が猛烈に後悔すると思ったから。
大好きな母に自分の子供を見てもらえないまま、
もしさよならの時期がきてしまったら
私はそれこそ生きていけない
そう思ったからだ。

初めての妊娠、出産。
当時の旦那さんとは遠距離で生活をしていて。
思ったより現実は甘くなかった。

予定日前日に陣痛が来て、そのまま入院
翌朝、発熱のため緊急帝王切開で出産。

陣痛もとても痛かったから、早く出して〜!と思い、
帝王切開に快諾したものの(コロナ禍だから手術を決めるのも同意書にサインするのも私自身で行った)それがめちゃくちゃ痛かった。

術後、身体の回復を待つことなく始まる新生児の授乳タイム👶
布団から起き上がること
立ち上がること
くしゃみや咳をすること
お手洗いで用を足すこと
日常動作の全てに「痛い」というストレスと不可がかかった。

もちろん痛み止めは全力で服用💊
慣れない新生児育児に、痛みと寝不足の日々。
それでも目の前には生きるのに必死に泣いている乳飲み子がいる。
そうすると自然と身体が動く。
やってあげよう、やりたいって思って動いてしまうのだ。

今思うと、本当にあの時期にもっともっと自分を労ってあげるべきだったと思う。
そしてこれが産後クラシスだったことも、今ならわかる。

でもその時は、本当に必死で。誰にも言えなかった。
泣きながら授乳した。
だって授乳しているだけで夜が空けてしまうんだから。

そんな中、育休を1ヶ月とってはるばる来てくれた旦那とは退院2日後に揉めてしまい、産後の恨みは一生という言葉の通り、私はすぐに離婚を決意した。

離婚

離婚に関しては、私が一方的に決めたことで、相手方は最初から拒否していた。
私も何度も考えた。
どうやったら上手くいくかな、これをこうすればいいかな?家族になるためにはどうしたらいいかな、、、。
離婚という選択は本当に正しいのだろうか?
何度も思った。

結局私たちは最後までお互いに歩みよることはできず
離婚調停で離婚が成立した。

もちろん私が申立人。

すぐに終わると思っていが、半年もかかって私にはとてもストレスだったし、その後も何度も悩んだ。

本当にこれでよかったのだろうか、、、
何か他の道はなかったのかな。。。
休日に出かけると、パパママと楽しそうな子供たち。
私はあの幸せを子供から奪ってしまったんだ。
ずっとラブラブでいれればそれがベスト。
いつまでも手を繋いで歩きたかった。

そう、言い出しっぺは私だし、最後まで離婚の決意が揺るがなかったのも私。
先に結論から言うと、離婚をしたことに対して後悔はしていない。

でも離婚をしたい方だからといって辛くないわけではない。
子供がいれば、子供のことに対しての責任が1人にのしかかってくる重圧感を勝手に感じるし、子供がいなくてもきっと他のことで厳しいと思うことはあると思う。

私が思うメンタルヘルス

タイトルの通り、今日はメンタルヘルスデーなので、このことについてで締めくくりたい。

絶対に誰にでも起こりうる突然の出来事。
そのことに対してどう感じるかは人それぞれで。
そしてその感じ方や考え方も人それぞれだから正解はない。
ジャッジしなくていい。

でも頭ではわかっていても、ごちゃごちゃ考えてしまうこと
私はとてもあります。
ごちゃごちゃ考えてもOKなんだよ、Just feel your feelingなんだけど、それに対してもOKを出せない自分もいる。
そんな自分に対して嫌気がさしたり、まだまだだなって感じたりすることもしょっちゅうです。

それでも私は自分が好きです。
嫌いな時もあるけど、好きなときもあるが正解かな、、?
自分ダメダメ、まだまだだって思う時もたくさんあるし、
さいこー!天才!!って心から思う時もたくさんある。

アップダウンもあるけれど、その感情に対しては良き・悪きのジャッジをしていない。

You are not alone.
世界中🌍にはたくさんの人がいる。
例え近くの人たちと分かり合えなくてもIt doesn't matter.

そして何より誰よりも自分自身。
どんな時でもそばにある心。
それがどんなに最強の味方になるか。
まだまだ言語化できていないし、説得力も少ないかもだけれど、
絶対にあなたは大丈夫。

それがメンタルヘルスデーに思うこと。

最後は私の大好きな小説のこのシーンで締めくくります。

困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。3時間後の君、涙がとまっている。24時間後の君、涙は乾いている。2日後の君、顔を上げている。3日の君、歩き出している。

『本日はお日柄もよく』原田マハ


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