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ずっしり、ひょいっと、ズバッと。ナタ(鉈)への偏愛のお話♪ 【趣味のお部屋】

こんにちは〜。
なつむです。


今日は、ゆるネタです。


先日、
みほさんのご縁で、
「森林ボランティア」なるものに
初めて参加させていただきました。

その際お世話になりました
みなみなさま、
ありがとうございました〜!!!


その日の
楽しい思い出から、

今回のテーマは、

ナタ。

初めて、
使いました。

鉈。
なた、です。

写真を載せようとしたのですが。

現地で写真を撮らなかったので、
通信販売さんのサイトから
「これこれーこんな形の!」
というお写真を拝借して参りました。

千吉 鞘入腰鉈 片刃 180mm by Amazon

Amazonさん、
いつもありがとう。

こちら、
腰鉈、片刃。
(こしなた、かたば)

さや(といっていいのかな)を
腰につけて、
そこから
取り出して使うので
腰鉈って言うんだろうと思います。


あの日
これを
使ってみたのは、
ほんの、
わずか、
10~20分
のことだったのではと
思うのですが。

とてもとても
愛着のわく
道具さまだったのです。

なので、
今脳内ある限りの
ナタについての話を、
書こうと思います。

では、
始まり始まり〜。


ナタってなんだ?

ナタ。鉈。なた。

漢字は書けません。
カネヘンに、これ、
どこかでみたことあるな、と
思ったら。
蛇 ヘビ の漢字と
「つくり」が同じー!
うかんむり に 
ヒ!
(イヒッ!じゃないよ、
 それ、旭化成ね。
 って、我ながら古いなー。)


さて、
ナタです。

どういうものが「ナタ」なんだろう。


改めて、調べてみました。

鉈(なた)は、林業や狩猟などの山林で働く人々の用途に適した刃物の類である。枝打ち、木を削る、雑草を切り払う、動物を解体するなどの目的で使われる。
(略)
地域や業種によって刃や握把の形状にバリエーションがあるが、基本的には
 ・片手持ちに適する
 ・刀身が厚く丈夫である
 ・刃渡りは15cmから60cm以上程度
のものを指す。

Wikipediaより)

へー、という感じです。

確かに、今回お借りして使わせて頂いた
「なた」も、
片手で持って使いました。
刀身が厚く丈夫、
刃渡りは40cmくらいかな、
もっとあったかな、

書いてある特徴に
バッチリ当てはまっていました!


ナタの魅力

最初にココから行きましょう。

何にそんなに
キュンキュン(笑)
したのか。

真面目に道具としての
魅力がたっぷり
なのですよーーー。


1 力が要らない

ナタって、重いんです。
持つと、ずっしり来ます。
のこぎりと比べてもいい。
かなり違います。

で、
重いものの特徴といえば。
そう、扱いづらい。
中華鍋とか(たとえwww)
考えるとわかりますよね。
いいものは重いイメージある!
いいものだとわかっていても、
あまり重いと
扱うのは一苦労だったりします。

ところが。

ナタは、
重いのですが、
使うときには、
思ったよりも、力が要りません。

なぜなら。

ナタは、
「本体の重みでもって、切る

道具、だから!

なんです!!!!!

ずっしりしているけれど、
使うのには、
見た目よりも全然、
力が要らない!

これが最初の魅力。

ちびっこ女子にとって
特に、
嬉しい魅力です。


2 伐採能力の高さ=時短

力が要らない、
にも、
関わらずですよ。

その、切る力の凄さよ。

ひょいっと下ろすと、
ズバッと行きます。
ズバッと。

恐ろしいくらいに。

手鋸(手で持って使う普通ののこぎり)
の世界とは、
なんだか、真逆です。

もちろん、
手鋸には手鋸の凄さがあって。

あんな軽さで、
かなりの太さの木まで
対応できる手鋸に対して

ナタには
そういう凄さはなく

主に草や細い木に
使うようなのですが、

それにしたって。

手鋸の、あの、
大量の往復運動を繰り返して
1ストロークで数ミリずつ進む
感じに対して、

一振りで、
ズバッと行く。
この、気持ちよさ!!

なので、
適切な対象に使うと、
手鋸より
ずっと早く済みます。
超時短にもなる。

すごーい!

手鋸の、手堅い、
着実な味わいもいいけど、
この、
1ストロークの
成果の「派手さ」。

うーん、魅力的です!


3 大人の魅力 笑

なんのこっちゃ
という内容ですが。

いや、ね。

ナタを色々と
使わせてもらって、
思ったのですよ。

あーこれ。
私が子供の頃に
もし傍にあったとして
親が
絶対私には
触らせなかった類の
道具だな―
と。 笑

おてんばでね。
体小さいし
力も弱いし
こういう重い道具
コントロールできないし

ま、
子供のうちって
ふざけるから、さ。
アブナイよね。

こういうモノもたせると。

だからねぇ。

そういう場面が
実際にあったわけでもないのに

子供の頃、
触ってみたいといっても
絶対ダメ
っていったであろう
親の顔が、目に浮かぶワケです 笑

いーなー
使ってみたいな―

だめって言われたら
余計に触ってみたい―!

っていう
どこかでは
必ずあった
子供の頃の心情とかを
勝手に思い出すワケですよ 笑。

ナタの、
この、
ある程度の力がないとコントロールしきれない
ずっしり感

その重みゆえの、やや凶暴な切れ味

これを味わうにつけ
しみじみと、

そうかー。

ナタ、かぁ。

私も、

こういう道具、
普通に
使えるようになったんだ―。

人並みに
おとなになったんだなぁって。
思いました。 笑

子供の頃の、
周りの大人の
「それは子供に触らせない」
に対する
恨み?憧れ?
って、
そのくらい強かったり、
しません~~?? 笑

そんな、実在すらしてない
憧憬を勝手に起こさせる
ナタ。

そして
その憧れを満たしてくれる、
ナタ。

すごいよ!!(笑)


ナタの使い方

魅力の次は、
ナタの「使い方」です。

せっかく習ったことは
書いておかないと〜!

忘れちゃうと
もったいないですよね。

頭の整理がてら、
つらつらと書いてみましょう。

1 重力に任せて

先程、魅力の
「力が要らない」でも
少しお話しましたが。

ナタは、
振り上げて、振り下ろす
ように使います。

ですが、
力を入れて振り下ろす
わけではないです。

上げることで勢いをつけたら
基本的には
重力に任せて
「落とす」
に近い感覚。

力で上から下に動かすのではなく、
重力で勝手に落ちていくものに
力で勢いをプラスするような、イメージ。

重みを生かして、
使うものだそうです。

これ、感覚を掴むと、
「おおおお、面白い!」
「すごい!
 力を入れていないのに切れる!」
ってなりました!

この感覚、ぜひ
味わってほし―♪


2 「柄」の重みも生かして

重力に任せて
落とす感覚がわかったら、
もう一つ。

「柄」も、使います。

つい、ね、
手で握っているところを
支点にして、
手首のスナップで、
刃先を振り回すように、
使いたくなるのですが。

それだと、
「刃」の重みだけを
使う感じになります。

そうではなくて、
「柄」の重みも、
感じて、使って
みましょう。

イメージとしては、
ナタを持った手の
手首を動かさずに
肘・肩で振り下ろすような。

持ったそのままの形で
ナタが上下運動する、
そんな感じになります。

これで、
柄の重みも加わって、
さらに
「力を入れなくてもズバッと切れる」!

楽しいですねぇ〜!
うきうき。


3 木に対して斜めから入れる

角度のお話。
ナタは木に対して斜め上から
振ります。

手鋸の場合は
対象物に対して
直角に刃を立てて
切りすすめるのが標準ですが、

ナタは
斜めが標準
です。

右手に持ち、振り上げて、
対象物(立っている木)
に対して、
右上から左下に向かって
振り下ろします。

角度は、
斜め45度よりも、立て気味。

左右(木に対して垂直)
よりも
上下(木の立っている向き)
に近く、

「皮を削ぐ」にも近いくらい。

大体、
鉛直に対して30度、
水平に対して60度
くらいの
角度のイメージで
いいかと思います。

ナタで、
木に対して
垂直に切り込んでも、
刃が、入りませんが、

斜めから入れると
ズバッと、入ります。

んー、気持ちいい!


このあたりが、
基本的な、
ナタの使い方、でしょうか。


ナタの注意点

そうそう、すごい道具だけにね。
使い方を間違うと本当に恐ろしいです。

なので、注意すべきところも
しっかり抑えておきたいですね。

1 右から使う

先程、
右上から左下に
と、書きました。

単に「斜めから」なら、
左からも使えそうですが、
右からに限定して
使います。

それは、
今回お借りしたナタは
片刃だからです。

包丁と同じで、
刃が、片側にだけついています。

その結果、
歯がグサッと入る方と
そうでない方が、あるわけです。

試しに、
左から斜めに切り込むと、
どうなるか。

非常に刃が入りづらいのを
感じました。

使えないわけではないものの、
同じように切るのにも
時間がかかってしまうのと、

「刃が本当に入らなくて、
 弾かれると、跳ねてアブナイ」

ということでした。

なので、
片刃のナタは、
右から。

木に対して、右から、
使いましょう。

右利きの人なら、
自然に使える
角度だけで使っていれば
基本、大丈夫です!


2 動作線上に誰もいないように

これ、
ナタを使うときの
最重要ポイント、

です。

動作線上に誰もいないように!!!!

もう、毎回、
一振りするたびに
この点、本気で、ケアです。

複数人でいるときには
ナタを振るラインと、
万一すっぽ抜けたことを考えると、
その「面」上にも、
他の方がいないように
ということを
よくよく確認して、使います。

動き回るお子さんとか
いらっしゃるときは
特にほんとに要注意。

そして、
当然ですが、
その線上・面上には、
「自分」も、いないように

うっかり、
左手、とか、
足、とか
腰、とか。
ないように。

そのため、
基本、
自分の体側(たいそく)、
体の右側の空間を
ナタが通過する
ような振り方
をします。

剣道のように
「自分の体の前で振る」
ことは、ないのですね。

動作線上に誰もいないように!!!!

これ、ホント、
何回言ってもいいくらい重要。

動作線上に誰もいないように!!!!

必ず、気をつけてくださいね。


3 ちゃんと握る

ナタは、
ちゃんと、握りましょう。

疲れるほどに
ぎゅーーーーって
握りしめる必要はないですが、

【滑らないように】というのが
重要です。

伐採能力を発揮するのには
特に力が要らないから、
といって
ふんわり握っていると、危険。

もし、何かにあたって、
強い振動が加わったら?
もし、空振りしたら?

「手から落ちて、
 手からすっぽ抜けて、
 飛んでいっちゃった」りしたら、
もう、
とんでもない凶器になります。

なので、
「何らかの衝撃があっても、
 空振りしても
 手の中から抜けることがないように」
一定の力を加えて
持っておくことが重要です。

なお、
今回はずっと軍手をしていましたが、

ネットで見ていると
滑らないように
という理由で
利き手は手袋無しで
素手でナタを握る

という記述もありました。

他に軍手をし続けるメリット、
外した場合のデメリットも
要確認ですが、
確かに、
ナタが手から抜けないように
という意味では、
そうするのが良さそうにも見えました。

こういうのも、勉強になりますねぇ。


4 地面に当てない

そうだ、もう一個、
思い出した!

地面に、当てないこと。

結構、
勢いよく
振り下ろされる
ものなので、
地面に当たると、
石とぶつかって
刃先が割れてしまったり、
欠けてしまったり、
ということがあるのだそうです。

なので、
地面にぶつかりそうな場所では
使わない。

地面に近いところで
使う場合は、
角度や、
振り方や、
ちょっと工夫して、
使うと良さそうでした。

私が今回使ったのは
低くても
膝より上くらいで
切っていたので
(それより下は
 手鋸で対応した)
地面近くでの
扱いのコツとかは
まだ未知数です。

注意としては、
地面に当てて
欠けさせちゃわないように~、
というところですね。


使うときの工夫

最後に、
こんなときはこんなふうに
使うといいよ―
というところも書いておきます。

1 V字に切りすすめる

これは、
一発でズバッと来れないような、
一定、太さがある木を
切る場合のことです。

細い木であれば、
右上から左下に
うまく振り下ろすと、
1ストロークで
木自体が切れます。

バサッと。
スパッと。
うん、キモチイイですねー。

もう少し太くて、
ワンストロークでは
切れないような、
木の場合に
どうするか。

もちろん、
斜め上から、というのを
ひたすら繰り返しても、
切ることができます。

もう一つの方法として、
斜めに入ったものに対して、
斜めの部分を切り取るように
横から入れる方法があります。

基本の使い方では
水平には入れない、
といったのですが、
予め、斜め上から切って、
切り込みが入っている部分に
対しては、
水平に入れる
という使い方をするんだそうです。

これで、
横向きに寝たVの字のように
木の一部を切り取ることになります。

木の側面が斜めに
切り取られた状態で、
その切り口に対して
再び斜め上から刃を入れていくと、
一定の太さの木も
早く切り進められます。

ザクザク切れて、
楽しい〜〜!!


2 しならせてテンションをかけるとよく入る

ナタの刃は、
右斜め上から入れますが、
その時、
もし、手で持って曲げられるような
木でしたら、
左手で抑えて木をしならせ、
テンションをかけたところに
ナタを振り下ろす、
という一工夫ができます。

立っているそのままの木の状態よりも
しならせてテンションが掛かることによって
より、刃がぐさっと入ります。

なんだろうな。
例えば
「カッターナイフで、
 ビニールロープを切る」
という場面、
想像がつくでしょうか。
その時、ロープは
だらんとしているよりも
ピーンと張って
テンションが掛かっている方が、
より、固くなり、
カッターナイフの刃も、
入りやすいですよね。

同じ感じです!

私が
ナタを面白いと言ったら、
ボランティアの方が、

「そこらへんの、
 この種類の細い木、
 いくらでも
 切ってもらっていいですよ」

ということで、

左手で引っ掴んでは
曲げてそこに振り下ろす!
というのを繰り返し
やっていました 笑


まとめ?振り返り?

はい、
私のナタ愛。
お送りしてきました。


ナタ。

いかがでしょう。

ちょっと、
可愛く見えてきましたか?

ちょっと、
興味湧いてきたりしますか?

いいでしょう?
ナタ。

ずっしり。
ヒョイッと。
ズバっと。

一言でまとめたら、
そんな感じです。

もし、
どこかで、
触ってみる機会がありましたら、
ぜひぜひ
この
魅力たっぷりな道具。

愛でてあげてください。

そして、

まだまだ
私の知らないことが
たくさんあると思いますし
このnoteはなにせ
一回習った内容を
思い出して書いているものですから

ココで読んでくださったことを
まるごと鵜呑みにはせずに

その時
そばにいる、ナタに詳しい方に
必ず
使い方を教わって、
安全に、

使ってみてくださいね。


今日はここまで!


何かみなさまに、
届いたものがありましたら、

スキ・フォロー・コメント、
いただけたら嬉しいです~~~


今日は私のゆるゆるnote
ナタへの愛に
お付き合いをいただきまして、
感謝感謝でございます。

時々、こんなのも
お送りして参ります。

ありがとうございました〜〜!!

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