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「準備のいらない読書会」のススメ~自由だからこそ、良い社内コミュニケーションに繋がった~

最近、私たちprimeNumber社では「準備のいらない読書会」をやっています。

「準備のいらない読書会」とは

・準備なしでOK。プレゼン用のスライドもいらないし、本を持ってきたりする必要もない(もちろんあってもいい)
・紹介するのは本じゃなくてもOK。漫画とかブログでも◎
・ドタ参・ドタキャンOK
・発表者はその場で、立候補。事前に決めないし、やりたい人がやる。

という、自由な読書会。

読書会の風景。ランチを食べながら気楽にやってます

この読書会、社内のコミュニケーションを活発にできるので「うちの会社は、他の部署と話す機会があんまりないなあ…」「もっと社員が顔見知りになっていたら、仕事がスムーズそう」みたいな会社にすごくオススメです!

「なにそれ気になる」「うちでも始めてみたいかも」という方に向けて

・この読書会をどうやって始めたのか
・実際どんな形式・内容でやっているのか
・どんな効果があったのか

をご紹介したいと思います。

とりあえずスモールスタート

primeNumberは、チャットコミュニケーションツールとしてSlackを活用しています。もちろん仕事中心に使っているのですが、中には#club_○○という、趣味の話をするための部屋も。

その中の1つが#club_honです(なぜbookではなくhonなのかは謎 笑)

もともとはこのチャンネルで、自分の読んだ本や好きな本などを紹介していました。そんなこんなで機運が高まった中、CTOの鈴木さんが「Preferred Networksさんの取り組みを参考に、読書会やりませんか?」と声をかけてくれたのがきっかけで、読書会がスタート。

特に「準備なし」のところがいいよね、ということで「準備のいらない読書会」という名前で始まりました。

でも、初回に参加します!と宣言していたのは、鈴木さん含めてもたったの3人(笑)

形式が自由なので、人が集まりやすかった

「参加します」と手を挙げていたのは、発案者の鈴木さんを含めて3人だったのですが、いざ蓋を開けてみたら、5人集まりました!その後、回を重ねるごとに人数が増えていって、9名で実施した日も👀

なぜ参加者が増えたかというと

・準備がいらないので、その辺にいる人に「今ひま?参加しなよ」と声をかけられる
・発表したい人が発表すればいいので、聞くだけの人も参加しやすい
・ランチタイム(休憩時間)に実施しているので、予定があいている人が多い
・なんにも準備しないで集まってワイワイ喋ってるので、読書会だと気づかないまま「おっ?ランチ?混ぜてー」みたいな感じで人が集まってくる

からかなと思います。形式が自由なので、人が集まりやすいんですね。別に読書に情熱的なメンバーばかりではないです(笑)

紹介するのは業務に関係ない本でも、漫画でも、ブログでもOK

話す内容も、かなり自由です。一部、これまで読書会で紹介された本や記事たちを紹介していきます。

私がはじめに紹介したのは、NHK子ども科学電話相談の内容を書き起こした本でした。NHK子ども科学電話相談、かわいくて好きなんです(笑)

別のメンバーが紹介してくれたのはライトノベルの『キノの旅』です。

WBCの時には、野球と統計に関する本を紹介してもらいました。この読書会の後にWBCを見たら、解像度が上がってすごく面白かったです。

#club_honなのに、野球の話題で盛り上がるメンバー

もはや本じゃなくて漫画でもOK。私はこの読書会をきっかけに、ハイパーインフレーションを全部読みました。この間完結したばかりなのですが、とても面白かったです。紹介してくれたメンバーに感謝!

ブログ記事でも、もちろんOK。私はこのブログの「成功者の100倍成功する人になろう。この家を捨てて、ヒルズの4300階に引っ越そう」のところで吹き出しました。電車で。

こんな風に話す内容は何であれ、コミュニケーションを取るきっかけになっています☻

真面目なテーマについて、他部署のメンバーと意見交換する場にも

真面目な本も、もちろん大歓迎です。

この2冊を紹介してもらった日は、かなり意見交換が盛り上がりました。日頃どういう気持ちで面接に参加しているのか、AIによる採用面接についてはどう考えるか、採用でより良く評価をするためにはどうすべきか、などなど。

私は広報なので、メンバーにもたくさん発信して欲しい、そのためにも良い文章を書く方法を伝えたい!と思いこちらの本を紹介しました。すると「この本に書かれているポイントを全てChatGPTに教えてから、自分の書いた文章を推敲してもらうのはどう?」というアイデアをもらって、目から鱗。

こんな風に、本をきっかけに、これまで話す機会のなかった真面目なテーマでも議論できますし、色んな角度から意見をもらうことができます。自分の仕事について他部署の人にも知って欲しい時、新しいアイデアを取り入れたい時などは、関連した本を持っていくと良いんじゃないでしょうか。

気楽に継続できる

この読書会、金曜のランチに実施していて、1月に始まってから3か月ほど継続しています。継続、というのは必ず毎週やっている!とか、毎回たくさんの人数が集まっている!というわけではないです。人数が3人程度の日もありますし、実は、読書会あるかな~?と思ってたのになくて、勘違いして集まったメンバーで「歯医者にいくことの大切さ」を話しただけの日もありました(笑)でも、その次の回は実施できています。

準備がいらないので、その日読書会がなくてもヨシ!という気軽さが、継続につながっている気がします。頑張って準備したのにメンバーの仕事が忙しくて読書会がなくなってしまった、ということが続いてしまうと、準備したメンバーは寂しいし、次はもういいや、となり立ち消えになってしまっていたかもしれないなあ、と思います。

自由さが、良いコミュニケーションにつながっている

こんな風に、参加形式や、紹介する内容も決まっていなくて、準備に終われることもない読書会。この自由さが、誰でも参加しやすく、自分のことも話しやすいし相手のことも知りやすい、良いコミュニケーションにつながっているなと思います。入社したばかりのメンバー、日頃関わりのない部署のメンバーと話ができたことで、仕事もしやすくなりました。

皆さまの会社でもぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。また、「こんな会社で働いてみたいな」という方はぜひカジュアル面談にてお話してください!

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