好きを見つけられる場所
あなたの好きなものはなんですか?
この答えがパッとでてくる人は、うらやましいなと思います。
私はどちらかというと、パッと出てこないので。
運営している母親アップデートコミュニティ(HUC)では、コミュニティを立ち上げて2年目から「部活」という仕組みを取り入れてみました。
自分の好きなもの、関心があるものを探求するための部活動。立ち上げたいという人が手を挙げて、5人以上メンバーとして集まったら部活として成立する。
コミュニティの3周年祭のときに、自分の部活動を1分で発表する機会があったのですが、これがめちゃくちゃおもしろかったです。
おもしろかった理由は、いくつかあるのですが、まとめるとこの3つです。
・自分の好きなものを語っている姿が楽しそう
・コスプレも含めて、全身でアピールしている
・発表がうまいかどうかじゃなく、楽しんでいるか
たとえばロック同好会なる部活動は、金髪のカツラを身に着けていたり。アドラー心理学部では、アドラーさん?を見立てたメガネとお鼻を付けていたり。
あんまり自分の「好き」がない人間としては、この部活にめっちゃ助けられているなと感じました。
「知る」ことから、「好き」がはじまる
当たり前のことですが、知らないものは好きにならない。
まずは「知る」ことからはじまる。
たとえば、いくつか例を挙げてみると
・読書部
「読書会」というおもしろい仕組みがあるのを初めて知りました。単に本を通じて気づいたことをシェアする会なのですが、これをきっかけに読書会にハマりました。
・哲学部
これまた「哲学対話」というおもしろい仕組みがあるのを初めて知りました。哲学も、対話も苦手意識があったんですが、「働くとはなにか」を考えるだけでもおもしろい。
・UDダンス部
UDダンス(ユニバーサルデザインダンス)を初めて知りました。手話もダンスも馴染みがなかったし、いまだに全然できないのですが、知れるだけでもおもしろい。
などなど。
挙げるとキリがないのですが、だれかの「好き」をシェアしてもらえると、「知る」ことができるし、それが「好き」のきっかけになる。
なので、だれかが「好き」なものを、「なんで好きなの?」と聞いてみるだけでも、知る一歩になるなと思いました。
だれにでも「好き」はある
「好きなものは?」「趣味は?」と聞かれると困っちゃうタイプなのですが、これを書いていて思ったのは、だれにでも「好き」はあるんじゃないかなということ。
私の場合は、読書会も哲学対話も好き。
それを好きなものとして認識していない場合もあるかもしれません。
または、だれかに言うときには「こんなことを好きと言ってもいいのだろうか」という気持ちが働いて、人には言えないとか。
子どもの場合は、「消しゴムのカスを集める」ことかもしれない。
時間を忘れてついついやってしまうこと。
私にはちょっと信じられなかったのですが、「レシートを整理すること」と言っている人もいました。
コミュニティにおける部活動の良さは、
・好きを探求できる
・自分がやりたいことをできる
・プロセスを楽しむ
ことなのかなと。
これからも自分の好きを探求していきたいです。
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