チャットモンチーの「今」
最近チャットモンチーを再び聴いてます。
やっぱり名曲というのは、いくつになっても心に響く普遍的なものがあるんですね。
チャットモンチーとは、徳島から生まれた伝説のガールズロックバンド。2004年にメジャーデビューして、なんと2007年には日本武道館でライブしていたとか。1回聴いたら、なんかクセになってしまうのは、なぜ何だろう。
ボーカルえっちゃんの、ハイトーンながらも透き通った声。
その声に追っかけてくるメロディー。
なんかちょっとトゲや引っ掛かりがある歌詞。
バンドメンバーが入れ替わったりしたけど、やっぱり3ピース時代のチャットモンチーの疾走感が最高です。
2018年に惜しまれつつも、チャットモンチー完結。
あえて「解散」という言葉を使わずに、「完結」。
悲しむファンの気持ちを最小化したいという思い以上に、自分たちの中でやりきった感があったのだろうと想像します。
絶頂の3ピースバンド時代から2ピースバンドになって、いろんな実験を繰り返してきたチャットモンチーだからこその言葉。
私が最近チャットモンチーを再び聴くキッカケになったのは、メンバーのその後の活動を知ったから。
2011年にドラムとしてメンバーから脱退した高橋久美子さん(通称:くみこん)。
ぜんぜん活動を追えてなかったんですが、なんと作家として活動されているんですね。
私が聴いている音声アプリ「VOOX」で配信があったことで、最近の活動を知りました。
この配信で、言葉の持つ「音」としての魅力と、それが活きているチャットモンチーの名曲を思い出します。特に「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」とか。
ベースの福岡晃子さん(通称:あっこ)は、徳島に戻って、イベントスペースの社長をしているみたいです。
徳島に行ったら、寄ってみたい。
そして、ボーカルだった橋本絵莉子さん(通称:えっちゃん)は、ソロ活動をスタート。
去年リリースしたソロアルバム「日記を燃やして」を聴いてみました。
チャットモンチー好きな私からすると、「ソロってどうなんだろう・・・」という不安が無いといったらウソになる。
でもにその不安をひょいっと飛び越えてくれた。
いやー、想像以上にめっちゃいい。
何が良いって、チャットモンチーを完結して「燃え尽き症候群だった」と言っていた時期を越えて、シンプルに創りたい音楽を創っている感じ。
チャットモンチー時代からの魅力は、「自然体」だったけど、なんか当時とはまた違った感じの「自然体」。
ホームページのインタビューには、こう書かれていました。
自分のなかから衝き動かされるままに作ってくれて、ありがとう。
それを世の中に出してくれて、ありがとう。
の気持ちです。
ちなみに「日記を燃やして」のタイトルは、どういう意味なんだろう?と気になりませんか。
日々の生活を燃料にして前に進んでいくという意味らしい。
これまた自然体な感じ。
私が「日記を燃やして」のアルバムで好きな曲は「今日がインフィニティ」
「インフィニティ」という名前のついたレコーディングスタジオで、「インフィニティ」の言葉の意味を聞いた、えっちゃん。
その後、ふっと沸いてでた歌詞とメロディーを、たった1晩で曲にしたとのこと。
解散はできないように
もうバンドは組まない
人間にも無限があるのなら
たぶんこんな夜よ
なくなるけど
間違いなく
今日がインフィニティ
人間にも無限があるのなら
たぶんこんな夜よ
なくなるまで
燃やしていく
今日がインフィニティ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/eriko-hashimoto/kyou-ga-infinity/
ああ、このnoteを書き始めたときは、チャットモンチーの好きなところを振り返るつもりが、チャットモンチーの「今」を書いてしまった。
今日がインフィニティ。
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