デジタル時代に大注目のキャリア「カスタマーサクセス」
「カスタマーサクセス」という言葉は、聞いたことがある人が多いかと思います。
どうやら、欧米では「カスタマーサクセス」の職種が盛り上がっているらしい。しかも興味深いのは女性が活躍している職種であること。
Amazonのプライム会員とか、Uberを代表するサブスク(定額制)が増えているように、モノ売り切りモデルからリテンション(カスタマーとの関係を維持する)モデルに変わってきています。
そこで重要になるのが、お客様の成功を考え長期的な関係をつくる「カスタマーサクセス」という職種。
さらにこの先、キャリアの選択肢として広がるのではないか?
そんな思いで、『カスタマーサクセスとは何か』の著者である弘子ラサヴィさんを講師にお招きして勉強会を開催しました。
弘子さんによると、以下がキャリアの魅力として挙げられています。
興味深いのは、未経験でもチャレンジする人が増えていること。
その理由は何か?も含めて、勉強会からの学びが大きかったので、このnoteにまとめておきます。
経営に直結するポジションに女性がいる希望
事実として「カスタマーサクセス」に女性が活躍しているデータがあると言います。
米国のマインドタッチ社が2018年に公表したカスタマーサクセス番付「最も影響力のあるトップ 25」名のうち女性は 28%、同番付「トップストラテジスト100」名のうち女性はなんと 48%を占めるそうです。
しかも興味深いのは、経営に直結するポジションであること。
カスタマーサクセスからCEOになった女性の事例や、チーフ・カスタマー・オフィサー(CCO)というポジションが生まれている事実も知りました。
「女性はサポート役で、男性がリーダー」という構図がまだまだ根強いなか、女性が経営に直結するポジションにいる事実は希望です。(サポート役も選択肢の一つですが、それだけではなく女性のキャリアの選択肢が増えることが大事と思っています。)
勉強会のなかでは、10名ほどのカスタマーサクセス業界で活躍されている女性のお話がありました。中には、TEDトークで最前列にファンが並ぶという逸話を持つ女性もいて、「かっこいい…!」と思いました。
私は前職で外資系企業に勤めていたのですが、欧米のトレンドは3~5年くらい経って日本に来る感覚があります。
そう考えると、ますます希望と勇気を持てます。
大企業でも「カスタマーサクセス」の導入が増えているとか
「いや、AmazonとかUberとか、クラウドサービスをしている一部の会社だけの話でしょ?」
と思うかもしれませんが、日本の大企業でも「カスタマーサクセス」の導入が増えているそうです。
モノ売り切りモデルでやっている企業が、新規事業として導入にチャレンジする。一部のサービスで始めてみて、じょじょに広げていく。
人口減少社会のなか、モノを作れば右肩上がりでサービスが伸びていく時代ではないので、様々な企業が試行錯誤している領域かと思います。
日本はまだまだの領域だけに、伸びしろが大きいと理解しました。
未経験でも、新しいことにチャレンジできる
では、なぜ未経験でもチャレンジしている人が増えているのか?
大きく2つの理由があると思います。
・職種として新しく、導入する企業が増えている
・一方で、経験者がまだ少ない(つまり未経験者にもチャンスがある)
勉強会のなかでは、「カスタマーサクセス」の職種に未経験でチャレンジした方々のお話があり、勇気をいただきました。
特に「募集要項の"カスタマーサクセス経験"はスルーでもいい」というお話です。
転職活動をしていると、企業が提示している募集要項に自分の経験が満たないことがあります。
たとえば、「○○の経験 7年以上」とか。
募集要項を満たしていないと、書類も出さないで諦めてしまうこともあると思います。
大事なのは、自分がやってきたことをどう活かせるか?
企業に求められていることに自分の経験やスキルが繋がること。
まだまだ書きたいことがあるのですが、長くなりそうなのでこの辺で。
今回講師をしてくださった弘子さんが「カスタマーサクセス」を輩出する場を運営されています。
ありがたいのは「サクセス女子キャリア奨学金 2024」という奨学金プログラムがあること!
それだけ本気で女性のキャリアの選択肢として、広げようとされています。
11月18日に説明会があるそうなので、少しでもご興味ございましたら!
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