うまくいかないサイクルから抜け出す方法
半年前くらいに、タロット占いをしてもらう機会がありました。
普段は「しいたけ占い」を見るくらいで、占いには縁遠いのですが、たまたま打ち上げのときに、エンタメ的に盛り上がっていたタロット占い。
あまり詳しくは分からないのですが、どうやら「悪魔」のカードがあるらしい。
その場にいたのは10人くらい。順々に「良い」と言われるカードを引いていき、場の雰囲気は良い感じに。
最後に残ってしまったのは私。
なんで最後に残ってしまったかというと、「10人の前でカードを引くのは緊張するな」と躊躇していたから。
そして、最後にカードを引いてみると、
なんと、出てしまったんです。
「悪魔」が。
それまで、みなさんが自分の引いたカードの写真を撮ったり、良い感じの雰囲気になっているなか、場の空気がさーっと引いていく感じ。
せっかく良い雰囲気だったのに、ぶち壊してしまった。。
なんか気まずいし、シンプルにショックでした。。
それから3ヶ月、「悪魔」の予感は的中し、うまくいかないことが続きました。
ざっくり言うと、負のサイクルにハマってしまったんですよね。
新しい環境でコミュニケーションがうまくいかず、改善しようと思い、試行錯誤するものの逆効果。。
また、うまくいかなくなる。。
その繰り返し。心がどんどん疲れていきました。
「ひとりで淡々と進める」自分の特性が、悪い方に出続けてしまったんです。
自分ではやれることはやっているつもりだけど、周りから見たら全然できてないのか、空回りしちゃってたんですよね。
今振り返ってみると、
うまくいかないことがあったからこそ、たくさんの学びが生まれた。
うまくいかないことがあったからこそ、新たなチャレンジができた。
そんな1年でした。
自分なりに、どう「悪魔」を断ち切っていったか振り返ってみます。
「悪魔」を断ち切る方法
「なんで、こんなにうまくいかないんだろう…」
負のサイクルにハマってしまっている(悪魔に憑りつかれている)状況を何とか断ち切りたい。
試行錯誤してみたいことを書いてみます。
①自分の心を整える
散歩が私を救ってくれました。朝起きてすぐ散歩する習慣をつくりました。
緑がいっぱいのところで散歩しながら、鳥のさえずりを聞く。
自分の心を整えることに注力しました。
大きな木があって、いつでもそこにあってくれて、受け止めてくれている感じ。
それ以外にも『心をととのえるスヌーピー 悩みが消えていく禅の言葉』という本を買って、自分の目に入るところに置いてました。
②A面がダメなら、B面をつくる
うまくいってない環境だけに身を置いてしまうと、しんどい。
A面がダメでも、B面がある。B面(別の環境)を意識的に作っていきました。
私が試行錯誤してみたのは、
・「コミュニケーション」に課題があるなら、コミュニケーションの勉強をしてみようと、NLP(神経言語プログラミング)コーチングの学びの場に参加しました。
A面で「うまくいかないこと」を学びの題材にして、B面で学ぶことができる。
・新しいプロジェクトで、学んだことを活かす。
今年のチャレンジとして、大企業の組織開発の長期プロジェクトを2本手がけることができました。「コミュニケーション」でうまくいかない実体験からの学びを活かすことができました。コーチングの学びも、これにつながります。
・自分が試行錯誤していることを、本として書く
これも大きなチャレンジなのですが、いま本を書いています。自分の特性ゆえに、うまくいかないことがあり、それをどうプラスに転じていくかは、人生を通じたテーマであると実感しました。
A面だけに縛られると、負のサイクルにハマりつづけてしまうので、B面を持つことの大事さを実感しました。
これは何でも良いと思っていて、
・職場だけじゃなく友だちと話す機会をつくる
・趣味に没頭する(好きな音楽を聴く、本を読む)などなど
ただせっかくなら、うまくいかないことを学びの機会にしようと思うタイプなので、手当たり次第に本も読んだし、新しい学びの機会に参加もしたし、その学びを活かすアウトプットの場も作ってみました。
③小さな試行錯誤を繰り返す
負のサイクルを変えるのは、簡単ではないし、時間もかかります。
試行錯誤をしてみた、すぐに結果が出る。
そうならないケースが多いです。
なので、小さな試行錯誤を繰り返してみる。まずは、思いつくところからやってみる。
10回中、9回はうまくいかないかもしれない。
でも、1回はうまくいくかもしれない。
その1回を大事にする感覚です。
たとえば、コミュニケーションで言うと「まずは感謝」。
やり取りのなかで、テンションが下がるとか、衝動的にカッとなることもありますが、まずは「ありがとうございます」から始めてみるのをマイルール化する。
気持ちがこもってなくてもいい、定型文のように使うのでもいい。やってみても、即効性はないけど、漢方薬のようにじわじわ効いてくるかもしれない。「あ、ちょっと効いてきたかも。気のせいかもしれないけど」を大切にする。
今年1年の気づきは、陰と陽、影と光、裏と表、悪魔と天使など、物事には両面があって、一方があるから、もう一方が成り立つということ。
つまり、悪魔を完全に打ち消すことはできないし、24時間365日天使だけでいつづけることはできない。
悪魔がいるから、天使がいる。
うまくいかないことがあるからこそ、エネルギーに変えることができる。
自分の中のちっちゃい悪魔を大切にしていきたいです。
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