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フルーツボウルとひだまりと

 セルフパフェで使った食材の残りを使って、フルーツボウルをつくった。
 無糖のヨーグルトとチョコフレーク、オートミールを軸に、完熟したキウイフルーツひとつとフローズンベリー。ホイップをほんの少しだけ。

 チョコフレークと自然なフルーツの甘みで充分。目に鮮やかなのがいい。気分がちょっと上がる。

見た目よりもさっぱりしている

 睡眠リズムは、相変わらずおかしい。ただ夕方何だかんだと忙しくした後に、気がついたら2時間ワープしていた。どうやら倒れ込んで気を失うように眠ってしまったらしい。
 起きたら少し視界がクリアになっていた。睡眠はやはり大事だと痛感する。

 とある方が「日溜まり」と呼んだ人の歌を聴こうと考え、いいや明日にしようと思い直した。ドライブしながらがいい。
 あのやさしい歌声は、穏やかな日の昼下がりか、夕暮れ頃にしっくりくるような気がする。夜も似合うけれど、まだ今はちょっと寂しい。日差しがあったほうがいい。

 わたしが誰にどう評価されようと、わたしという記憶装置があることでひとつ世の中にすてきなものが残る数が多くなるならば、それもきっと悪くないだろう。たとえ独りよがりでも、そう思っていたい。
 誰かが育てたもの、創りあげたもの、生きて生み出したもの、支えたもの。そういったものを受け取ったささやかな記憶のすべてについて。たくさん、それこそフルーツボウルのような色とりどりを覚えておきたい。思い出してはまたひとしきり楽しみ、日常に溶かし込んでいく。そういうのがいい。

 これがまとまりのない今日の記憶。すべてではないけれど、書き留めた一部分。


なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」