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2023上半期ライブまとめ

 7月に入ったので、2023年上半期に観たライブ(含イベント、フェス、インストア)を振り返っておきたい。

【ライブで聴いたミュージシャン・バンド】

1/15◇藤井 風

2/11◇FIVE NEW OLD/Deep Sea Diving Club/[O.A.]UEBO/ YAMORI

3/3◇showmore[guest]Peggy Doll(ego apartment)/Gimgigam

3/18◇GRAPEVINE/スガシカオ/UA/KREVA/くるり/星野源/斉藤和義/LOVE PSYCHEDELICO/矢野顕子

3/26◇Vaundy

4/1◇fox capture plan/xiexie/DJゆーかり/
Deep Sea Diving Club/Special Others/DJ星原喜一郎/Billyrrom

4/15◇Eric Clapton

4/26◇showmore/Shunské G & The Peas/ZIN
/Shin Sakiura/小野雄大/go!go!vanillas/SIRUP

4/30◇BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA produced by エリック・ミヤシロ

5/5◇フライヤー等なく出演者名不明

5/21◇Deep Sea Diving Club◇EYRIE/パジャマで海なんかいかない

5/26◇天国姑娘/Wuinguin/SWALLOW/Deep Sea Diving Club/幽体コミュニケーションズ

5/28◇ラッキーセベン/Yogee New Wave/CBS & Chicken is Nice/浪漫革命[guest]岡田康太/キセル/chelmico/Deep Sea Diving Club/yonawo

6/2◇SIRUP[guest]Skaai/SUMIN

 

 ライブお初で「これは!」と思った中からネクストブレイク枠であろう人を挙げると、観た順にUEBO、Billyrrom、Shunské G & The Peas、小野雄大、Wuinguin、ラッキーセベン。
 Billyrromはまるでもう10年もやっているようなライブ巧者。ラッキーセベンの底抜けに明るい楽しさは、ぜひまた体験したい。そして小野雄大、Wuinguinの弾き語り一本で感情と場の空気感をすべて持っていく歌の力は、特筆すべきものだった。Shunské G & The Peasはソウル好きにはたまらないグルーヴ。UEBOは歌もギターも魅せ方も上手い。

 showmore公演、SIRUP公演はまさに圧巻。イベントを含めshowmoreとSIRUPが二度ずつ聴けたのは極めて幸甚。ゲストも含めて、最高。

 上半期いちばん回数の多かったDeep Sea Diving Clubはずっと進化を続けている印象、繰り返し観ても新鮮に楽しい。「T.G.I.F.」のラストはずっと耳に残る。この魅力的なバンドのメジャーデビューに立ち会えたことは、上半期にしてはやくも2023年のひとつのハイライトと言える。

 そのDSDCとの対バンで聴いたFIVE NEW OLDが、これまたすこぶる良かった。ファンの、盛り上げながらマナーはきっちり守る姿勢や一体感も素晴らしかったのをよく覚えている。

 LIVE the SPEEDSTARは贅の極みだった。最前列で星野源、スガシカオというのは今後なかなかないだろう。星野源の弾き語りには、語り尽くせぬすべてが詰まっていた。出演者すべてが素晴らしい、まさに周年記念に相応しいステージ。

 「歓迎光臨」は愛に溢れた企画ライブ。こういうひとりのプレイヤーを軸にしたイベントは稀だろう。集う人たちのリスペクトが「生だからこその魅力」「場の幸福感」を最大限に増幅していたように思う。

 ジャズの祭典・JAZZ AUDITORIAの現場にいられたのは、詳しいとまでは言えないながらジャズを愛するいちリスナーとして、本当に光栄だった。感謝至極。

 EYRIEとパジャマで海なんかいかないの対バンは前日夜に急遽チケットを購入したが、本当に行って良かった公演。両バンドとも攻めに攻めたり、格好良さをこれでもかと繰り出す好セトリだった。

 藤井 風、Vaundyは今後のシーンを引っ張っていく存在だというのをひしひしと感じた。それぞれ世界観と場の圧倒力がすごい。特に藤井 風は海外展開もありなかなかチケットが取りにくいだろうが、いずれまた必ず。

(文中敬称略)

なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」