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彼方にもさくら咲くらむ
早咲きの品種、河津桜が見頃の終わりに差し掛かっていた。
もうすぐ淡く可憐な染井吉野がたくさん咲くだろう。寒さに耐え、長く待ち焦がれた春を染め上げるように。
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春を待ち望むことと、桜を待つことは似ている。節目の花と言われるからだろうか、だが節目ではなく通過点であってほしい春もある。
遠いあの日は、桜が雨のように降っていた。そしてまた昨日は、花冷えには少し早い寒の戻り、穏やかな日だった。
桜の花を愛した人に、ふたつの曲を捧ぐ。
なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」