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なつめ的医療情報の歩き方

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氾濫する医療情報をどう峻別し、集めて活かすか。一介の素人患者がその道をかき分けた記録。
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記事一覧

災害時に有益なTwitterリスト

大きな地震がありましたので、Twitterアカウントでは以下のツイートで災害時に役立つリストを…

なつめ
3年前
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善意とデマとド素人(5)

ブレストインプラント回収の流れの中で、わたしはわたしが収集した情報をTwitterのタイムライ…

なつめ
4年前
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善意とデマとド素人(4)

属性や肩書きなど、大きな主語で語ったり非難するのは意味がない。いや、リスキーだ。 大きな…

なつめ
4年前
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善意とデマとド素人(3)

そうか、この人は、正しさよりも「気持ち」をとるのか。 善と独善の違いをまざまざと見せつけ…

なつめ
4年前
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善意とデマとド素人(2)

予感は的中した。 患者が不安から色々呟くのは、当たり前といえば当たり前だと思う。 そうし…

なつめ
4年前
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善意とデマとド素人(1)

見方によっては穏やかならざるタイトリングだなとは思うが、ようやく重い腰をあげたのだから、…

なつめ
4年前
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胸がリコールされた話。③

ここでは時系列で、自分自身の動きを書き留めておこうと思う。 手術、そしてオペの結果は非常に満足のいくものだった。満足と評するのも烏滸がましいくらいに。 形成外科の主治医はほぼ完璧に元の状態を再現してくださった。縫合部分を見なければ、大きな手術をしたとは思えない。驚くべきことだった。サイズ的な面などから、インプラントでの整容性の高い復元は難しいとの話を、他の医師からあらかじめ聞いていたのだから。 乳腺外科の主治医もその腕を絶賛した。それに対し形成外科の主治医は全摘時の手術が

広がるもの・蔓延するもの

相変わらず感染症絡みの医療情報が、玉石混淆のまま溢れている。 先日Twitterで、有益と判断…

なつめ
4年前
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10m先からの視点

様々な情報を得るとき、信頼性が高いと思われる発信者や面白い発信者に出会うことがある。 た…

なつめ
4年前
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冷たさと精度

物事を見ようとする時、精度が必要ならば解像度を上げていくことが不可欠になる。 情報量は増…

なつめ
4年前
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ひとをかたちづくるもの

不思議なことだけれど、人はしばしば肩書き=その人の素晴らしさであると勘違いしてしまうもの…

なつめ
4年前
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目を凝らすための十箇条

1 目の前の専門家を大切に 2 自分は自分、他人は他人 3 公式情報をよく見よう 4 複数を比…

なつめ
4年前
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「有益情報」に潜む落とし穴

過信して流されてしまわないために がんサバイバーのなつめです。 SNSで医療情報を探すとき、…

なつめ
4年前
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胸がリコールされた話。②

可能性という数字 BIA-ALCLはT細胞性非ホジキンリンパ腫というがんの一種だ。乳がんではない。 つまり、この有害事象に見舞われたら、がんをとったのに別のがんに罹ったことになる。一粒で二度辛い。 しかもDCISは生命予後に影響を及ぼさないのに対し、BIA-ALCLは5年生存率91%と僅かながら影響を及ぼす。ステージIならば腫瘍と被膜の完全切除により治癒するものの、ステージが上がれば化学療法などが必要になる。  ◇ ◇ ◇ 逡巡 乳がん告知後、というかその場で再建をオーダ