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「何者かになりたい」のではなかった。わたしは「自分自身になりたい」のだった。

唐突でも何でもなく、気がつけば自分の幸せが何なのか分からなくなっていた。
そもそも、幸せって何だ?私のやりたいことって何だ?
夢ノートにたくさんの夢を書いていた私は、どこに行ったんだろうか。

何者かになりたいともがき続けた十数年

「身ひとつで、どこでも仕事ができること。」
それが、大学生の頃に目指した姿。

何者かになりたくて、自分に価値が欲しくて、その時に自分ができることを精一杯やって、時がきたらステップアップする、ということを続けてきた。
気がつけば、実家から東京に出て、東京から海外に出て、いつの間にか関西の小娘は、立派そうな大人になっていた。

でも、その中で身についたのは、経験やスキルだけではなくて、「人の価値観で生きる」という癖だった。

他人が欲しいものを手に入れても、幸せになれない

仕事でもプライベートでも、たくさんの経験をしてきたと思う。
結婚して、憧れだった海外生活を経験して、好きだと思える仕事に出会って、念願だった社会人大学院に行って、年収も徐々に上がって、順風満帆そうな人生。

だけど、なぜだろう。
結果的に私が手に入れたのは、「わたしが望んでいたのは、これではなかった」という想いだった。

自分を大切にする

そう思った理由は、いくつかあって、それぞれが複雑に絡み合ってるのだけど、一言で言うと「人の価値観で生きてきたから」。

心底望んでやったこともあるけど、多くのことを「人にどう思われるか?」という価値観で決めてきた。しかも、全くの無意識に。

そしてもう一つ、すごく根本的で大切なことなのだけど、私が自分自身を大切にできていなかったことも大きな理由。
ちゃんと、自分の人生に責任を持てていなかった。それは、選択にも、その後の自分の思考にも現れてきていたのだと思う。

ここにたどり着くまでに、だいぶ時間がかかってしまったけど、今はすごく晴れ晴れした気分。
やっと、自分の人生を生きられるかもしれない、と。

もう自分の人生に嘘を吐きたくないし、逃げずにちゃんと見つめたい。
自分の人生に、選択に、思考に、行動に、責任を持って生きていく。

まずは、2024年の残り3ヶ月間、自分に正直に、自分を深く掘り下げることにした。
何が起こるか分からないし、どんなことを書いていくかも分からないけど、自分を知るために必要なことは全てやりたい。そして、それをここで曝け出しながら記録していこうと思う。

それが、「何者かになりたい私が、自分自身になる90日間」。

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