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ヤシ葺き作業が始まりました。

カンボジアでは、2月の暑さなどまだまだ序の口なのに、すでにすっかり体調を崩してしまって、なかなかレポートが追いつきません。当初は、サポートをいただいた方々のためにも、ぴったり現場に貼りついて、逐一進捗状況をお伝えするつもりだったのですが、日本人後期高齢者の身にはムリ!

気温そのものは35℃前後なのですが、日差しの強烈さは日本とは比べ物になりません。確かにバイクなんかが通るだけで、ものすごい砂埃ですが、もっと高い空のかなたの澄み具合が違うのでしょう、オブラート1枚なしで太陽の光がモロに突き刺さってきます。

もちろんそんな暑さなどものともせず、ジョクさん、ネッさん、ドゥさんの3人が頑張っています。大工さんは自分の仕事が終わったので来ていません。彼は前の現場で木くずが眼に飛び込んでしまっていまだ治療中。バッタンバン(タイ寄りの隣の州)のヨーロッパ系のNPOの病院に行っています。シェムリアップにも日系のNPOはあるのですが、高いのだそうです。もちろん、労災保険など夢のまた夢……。施主からの支援もないそうで、治療費を少しだけカンパしました。

建物の土台というか、要するに大工仕事は意外に早くにほぼ完了してしまったのですが、それからの屋根葺き、壁葺きの仕事は細かい手作業のために、むしろ時間がかかっています。屋根葺きに2日ほどかかり、8日から破風(はふ)の部分と壁葺き作業が始まりました。

破風や壁は価格の安いヤシの葉っぱで葺きます。耐用年数が短いので、直接雨があたる屋根の部分には使いません。1束が350リエルで、とりあえず200束購入しました。

破風も壁も竹で組んで枠組みを作り、いったん設置して具合をみます。

竹組を外して、これからヤシ葺き作業の開始です。後半4枚は11日の写真。畑仕事があるので、9日に1日休みました。最後は南側の空き地から撮ったもので、鉄条網が気になりますが、ここにはつる性の植物を植えます。



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