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舞台 やがて君になるencore

お久しぶりです。
取り急ぎ本題へ。

やがて君になるencoreを観に行きました。

よく見たら未来の二人が水面に映っていて激エモ

キャストは侑、橙子、沙弥香、堂島、理子先生、一部アンサンブルが続投。
主題歌はアニメ版と同じく安月名莉子の「君にふれて」。

初演時は公演中に原作の7巻が出た辺りだったので完結しませんでしたが、encoreは完結して3年経っていたので完結巻である8巻までのエピソードを描いてます。
衣装の兼ね合いや全8巻の話を3時間に収めるため、主に学校内や通学路で侑と橙子の関係が進展するエピソードを選出。
侑の家業である本屋関連、姉の話に関しては完全にカット。
姉の彼氏のヒロくんももちろん出ません。
園村菜月…?え…誰…?

侑関連だけでなく、沙弥香が同性愛に目覚めたきっかけや橙子が劇団にスカウトされる話もオミットされており、原作を忠実に描き切りながらも違和感がないように進行させるため、おびただしい量の取捨選択がされています。
原作からなくなってしまった要素が多い中、奥行きが出せると判断された幕間やおまけイラストなどは積極的に取り入れて再構成をしています。
エピソードを削らないで生徒会劇まで行かず水族館までとなったアニメ版とはまた別ベクトルのストロングスタイルです。
限られた尺の中で原作のエピソードをかなり削られていますが、本筋はしっかりと描かれているので原作を知らない方でも、やが君がどんな話なのか理解出来るような内容になっています。
私はまだ観られていないのですが、沙弥香に関してはスピンオフである「佐伯沙也香について」の朗読劇がありますので、詳細はそちらをチェック。

原作完結後に再度構成したので全8巻までのエピソードですが、完結までは描いておらず、正確に言うと8巻の65Pまでです。
お互いの想いが通じ合い結ばれ、侑が橙子のことを名前で呼び、二人で帰路に着くところで幕が降ります。
原作ではこの後、本格的な交際が始まり、ボウリングやウィンドウショッピングをしたり、橙子の舞台を観に行ったり、おうちデートでホラー映画見たり料理したりセックスしたりするといった後日談です。
後日談は非常に好きなのですが、長丁場の舞台で最高潮を迎えた後に後日談をされると退屈に感じてしまうかもしれないので思い切ってカットしたのは英断だと思います。

キャスト一覧に五十嵐みどりと吉田愛果がいなかったので修学旅行は行かず、別の形で沙弥香の告白シーンを出すのかなと思いましたが、アンサンブルの方が忠実な髪型をして出て来ました。

絶対に出ないと思ってた二人

番外編のエピソードがなかったのは残念でしたが、お二人とも本役なのではと思うぐらい印象の強い役作りをされていました。

かなりタイトな形でありながらも忠実に描かれているので、原作既読者だけでなく、これからやが君に触れるという方にオススメの舞台です。
下記のURLからBlu-rayがご購入が出来ますので、観たくなったという方は是非ご検討ください。
https://shop-ep.net/trifle_stage/?icid=0527000001

最後になりますが、キスはしてました。

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