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2020/09/29 THE 鈴木タイムラーのDVD

※この記事は2020/09/29にブログにて書かれたものです

お久しぶりです。夏目藤村です。

前回の記事から半年ほどが経ちました。
週1で更新するという目標ですが、その辺に関してはなかったことにしたいようです。

世界レベルでいろいろなことがあり環境がガラっと変わった半年間ですが、私事でも22/7にハマったり、1年ぶりにライブに行ったり、ボンバーガールでマスターランクに昇格したり降格したりまた昇格したりかなり動きがありました。

そんな中、直近であった出来事はというと


お中元みたいなパッケージ


THE 鈴木タイムラーのDVD-BOXを買いました。

放送当時、この番組を放送していたテレビ神奈川(現・tvk)はTOKYO MXが電波送信をスカイツリーに切り替えるまで頻繁に深夜アニメを放送していました。

tvkは水曜どうでしょうなど他の民放ではあまり見られない雰囲気の番組が多く、この番組も報道番組の体裁を取っており、セント・フォース所属の津島亜由子が取り扱うテーマを淡々とした語り口で始まったと思ったら、当時エアギター世界4位で席巻していた金剛地武志が干し芋を食べる映像が毎回挿入され、満員電車の取材をするために鉄道会社にアポを試みるも許可が取れなかった女性リポーターが自分の生い立ちと準ミスインターナショナル受賞の栄光を語り、日本が世界に誇る輸出すべき価値観を「愛想笑い」で締めるそんな番組です。

初回から知らない人の生い立ちを放送するストロングスタイル

報道番組の形を取りながら正しい情報の中にシュールな笑いを放り込むスタイルは脱力タイムズに似ているかもしれません。

ちなみにこの番組は偶数回の放送直後に2話収録のDVDを発売する頭のおかしい販売形態をしています。

広告にも力を入れており、その宣伝内容も世界に日本の価値観を輸出するというコンセプトのせいか、ギリシャ人が食事中でも哲学の話しかしないのかと諌められるも「お国柄なんだからしょうがない」と唾棄したり、エジプト人がシーシャを吸いながら修学旅行で行ったピラミッドがなにもないなどといった今ならコンプライアンスに引っかかりかねない映像を交えてDVDを毎週宣伝しています。

そんなTHE 鈴木タイムラーですが、定価2万円のところ3万円で売られるぐらいのプレミアと化しています。
今回は運良く安く手に入れましたが、これを3万円で手に入れたらと思うと毎回流れる干し芋を食べる金剛地武志や輸出音頭を眺める度に「3万円でなにが出来ただろうか」と自問自答することになっていたでしょう。
THE 鈴木タイムラーは大枚を叩き、ハードルを上げまくりながら肩肘を張って観る番組ではないのです。

一度テレビで観たら絶対忘れられないtvkでよく流れていた大富農園のCM


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