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怖い。けど、なりたい。

今から1年ほど前、作家の岸田奈美さんが主催した文章コンテスト「キナリ杯」で賞をもらった。

めちゃくちゃ嬉しかったけど、初めて「アンチコメント」というやつをもらった。

数にしてみたらポジティブな感想の方がずっと多かったのに、私はものすごくショックを受けた。
ショック。
もう少し詳しくあの感情を説明すると…心臓がキュツと縮まる感じ。自分を否定される怖さ。それも全く知らない人に。

私は日頃からかなり人との衝突を避ける方なので、あの時は「もう絶対、有名人になんてなりたくない!!」と思ったのを覚えている。

有難いことにその後書いた何本かの記事もnote公式にオススメしてもらったりして沢山読まれたものがあった。

沢山読まれると、やっぱり1件か2件はネガティブなコメントがつく。

段々慣れてはいったけど、やっぱり今のところ平気にはなれない。

***

今、私は色んなことをやっている。
福祉の会社で働きつつ、演劇、文章にイラスト、マンガ。
たぶん私には「複業」スタイルが向いていて、やれることをとにかく楽しく続けよう。そうしていれば、何かのカタチになっていくんじゃないか。そう思ってる。実際、少しずつカタチになっている実感もある。

でもいつも、それぞれの職種を「本業」にしている人に出会うと、「私にそこまでできるだろうか…」と思ってしまう。

何かしらの表現活動をしていて沢山の人の目に触れるようになればなるほど、アンチも増えるだろう。それでも、みんなそれと向き合いながらやり続けている。

それだけじゃない。

時間のかけ方、技術の向上、そのための努力。

「楽しく」だけじゃ続けられないんじゃないか。

私は自分に足りない技術や精神について、「でもアマチュアだし」で逃げ続けているんじゃないか。

そんなことを時折考えてしまう。

どこかで、ここから先の茨の道に足を踏み入れることをビビってしまっている気がする。


でも、なりたいんだ。

「これだけは、誰にも負けないよ」ってぐらい、何かを追求したい。プロ、になりたい。「何かのプロになりたい」なんて、ちょっと幼稚かもしれないけれど。

言い方を変えると、本気になりたい。ってことなのかもしれない。

昭和の根性論に縛られてるだけなのかな?

こういう考えに囚われて楽しくなくなっちゃったら意味ないよね。って思った時に描いた絵がコチラ。

名称未設定のアートワーク 10

この話に自分の中でまだ答えは出ていないんだけど、「楽しさ」と「その道を極める」ことの関係について、コテンラジオのこのお話がヒントになったのでご紹介しておしまいにします。「ダイエット」という例が私にはかなりしっくりきました。
簡単に言うと、「茨の道もコミでやるエネルギーが出るものをやるべし」って話。

「#週刊お題note」はお題を決めて毎週土曜に投稿してます。他メンバーの投稿もぜひ読んでみてください!

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