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長男がもうすぐ小学生になる話

まんまるむちむちで可愛かった長男も、もうすぐ小学生。
スイミングで鍛えられ、がっちりしてきた上半身は、もう赤ちゃんのそれではない。会話のレスポンスもテンポ良く、頭の回転が速くなかなか口が達者なので、小学生になったら口で負けそうだな、という感じ。

コロナ禍で、保育園では常にマスク生活を強いられ、今の状況だと卒園式の実施すら危ぶまれ、子ども達にとっては不自由な生活が続いているが、長男は残り少ない保育園生活を楽しんでいるようだ。

卒園式と言えば、セットでくるのが謝恩会。うちの保育園では、子ども達が年長になってすぐの4月から係を割り振り、全体で決めることはLINEの投票機能を使い、お互い負担にならないようにリーダーが上手くまとめてくれてきた。アルバム係の私も、班の人たちと打合せし、それを踏まえて業者と打合せしたりと夏前には段取りを付け、卒園後の納品に向けて順調に進めているところだ。コロナ禍ということもあり、打合せも極力短時間で済ませるため、お互いどんな仕事してるだとか、家庭の話とかプライベートなことはあまり話さない。アルバム作成という目的にのみ向かってサクサク決めていく。みんな仕事でも、きっとデキる人にい違いない。

謝恩会で歌う曲のデータがLINEで送られてきた。「おおきくなったよ」という曲をうちの保育園に合わせて歌詞を替えたものだ。AIが歌っている本格的なもので、SEのママが作ったとのこと。抑揚にも発音にも違和感のないクオリティ。毎日のように帰りの車の中で子どもと共に聴いて歌っている。この曲、初めて聴いたときから、歌詞がヤバい。子どもと一緒に頑張ってきた沢山の思い出がぐいぐい引き出されてきて、涙なしには聴けない、歌えない。若干大人の都合っぽい歌詞を無理やり見つけ、そこで涙を堪えるが、結局「さくらさけばいちねんせい」という最後の歌詞でノックアウト。こちらも泣かずに謝恩会を迎えたいので(たぶん無理)、毎日聴いて免疫を付けているところだ。

初めてワーママになって経験した悔しい思い、悲しい思い、その中から子どもの笑顔や言動に癒されたこと。この涙は、子どもを通して自分を労う涙でもある。今ではコロナ禍も手伝って、希望していたが叶うと思っていなかった在宅勤務ができたり、残業をよしとしない通達があったりで、結構図々しくワーママをやれているが、よく辞めないで頑張ってきたよなあ……。

今のこの気持ちはきっと、慌ただしい日々の中で忘れていってしまうだろう。そんで、次男の卒園の時には、今と同じ気持ちにはなれないことを私は経験から知っている。子ども達の愛しさに優劣はないが、「初めての子との初めての経験」は、良くも悪くも強烈だ。

長男よ、卒園おめでとう。パパとママが働くことに協力してくれてありがとう。(この先も続くけど)
我々夫婦も、親歴6年おめでとう。(この先も続くけど)



次男のときは「マスクなしで迎える久しぶりの式」とかで涙したいなあ。

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