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【 役割を脱いだ先にある自分 】

ここのところ、組織開発やワークショップ、
パーソナルコーチングにしても、
50代〜60代 男性のセカンドキャリアや
ビジョン構築にまつわるご相談が、とても多い。

今日も、立て続けお二人のビジョンに関する
パーソナルコーチングだった。

今までがむしゃらに頑張ってきて、

・仕事の技術や力量は十分に培われている
・誠実に紡いできた信頼関係、仲間もいる
・ささやかかもしれないが蓄えもある

後は、自分が何をしたいのか?
ビジョンなんですよ。
 このビジョンを見つけたいんです。と。。
.

男として、
息子として、
夫として、
父として、
会社員として、
上司として、、

役割を果たすことに、がむしゃらに頑張って来た。

だけど、
この役割を脱いだ「素の自分」として、
何を願っているのか?
何をしたいのか??
観念が邪魔をして、なかなか思い描けない。

でも、、、
ビジョンって、描かないといけないものなんでしょうか?

「描かねばならない!」と観念で思っているうちは、
素の自分の内側から湧き上がるようなビジョンではなく、
「大義名分」や「役割を果たす」上で
必要なものしか出てこない。
そして
そのビジョンでは、自分自身が突き動かされることは
難しく、やらねばならないタスクのように重くなっていく。

本来のビジョンは、
頭を捻って、絞り出すようなものではなくて、
自分の内側から自然と湧いてきて、
それをやらずにはいられないくらい
自分を突き動かしてくるもの。

そういうものって、日常に追われて精一杯の状態で
あたふたしてたり、疲れている状態で、
果たして浮かんでくるのだろうか?

十分に睡眠をとり、
時間をかけて食事をしたり、
ゆっくりお風呂に入り、
ちゃんと自分を労り、
日常の中で、まずは人間的に満たされ、
体力的にも活力が生まれ、
心の余白やスペースが生まれると
自然に湧いてくるんじゃないだろうか?

実際に私の場合は、去年の夏、
スリランカで2週間。
アーユルヴェーダを施してもらいながら
ぼんやり海を眺めて過ごしたあの時間が、
私の気力と体力を回復させ、
この先の人生をどうしたいか、
沸き立つものを受け取るエネルギーを作ってくれた。
.

皆さん、ほんとうによく頑張っていると思います。

もう十分役割を果たして来ていると思うので、

自分を労り、深呼吸して、
自分への余白を、許してあげてください。

そうすることが、
そばにいる奥様や部下や友人をも心緩めることに
繋がりますから。

まぢで。

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