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第1回社内Tableauユーザー会を実施して

記念すべき初noteは2023年1月中旬に開催した社内Tableauユーザー会についてです。実施に至った理由やそこからどんな準備をしたか、終わってみての感想などをお伝えできればと思います。
社内Tableauユーザー会の実施を検討している方の一助になれば嬉しいです。

社内Tableauユーザー会の実施に至った理由

Data Saberの師匠が背中を押してくれた

こう言っては元も子もないのですが、Data Saberに挑戦していなければ今期中はユーザー会を実施していなかったと思います。
ただ、決してポイント稼ぎだけのためにやったのではなく、会社のデータドリブン推進のために必要だったのでやりました。
それまでの自分の視野の狭さと自信のなさから社内イベントに手をつけられていませんでしたが、師匠が私の背中を押してくれて、第1歩を踏みだしました。

既存ユーザーの称賛とコミュニティづくり

第8回QTUGに参加してより強く感じたのは、”孤独”はモチベーションの阻害要因になっていたということです。
ユーザーや共感者を増やしていくことはとても大事ですが、既存のユーザーを大切にすることはもっと大事だと私は思っています。事例紹介や賞賛をパブリックな場で行えば、興味を持ってくれる人もおのずと増えるはずです。ありがたいことに、既存ユーザーの皆さんは地道にTableauを使ってくれており、当日は4つの事例紹介を実施できました。

社内の活用事例を上司により深く伝えたい

2と同じくらい重要視したのが、部長や役員のTableau理解度を上げることです。定期的に報告・相談は行っていましたが、百聞は一見に如かずですし、なにより当事者が説明するのが一番意味あることだと思いました。


ユーザー会に向けて準備したこと

事例紹介のお願いとヒアリング 

ユーザーの方々とはほとんどコミュニケーションを取れていなかったので、お願いするのすら不安でしたが、皆さん快くお返事くださいました。
師匠のアドバイスのもと、各発表者の方に事前ヒアリングを行いましたが、仕込みは大事ですイベント運営に不慣れな方、ユーザー会開催が初めての方、内容の調整は事前にやっておきましょう。事例を聞くだけでも勉強になりますし、準備はするに越したことはないです。当事者が気づいていない重要ポイントがあれば、発表に入れてもらうようにお願いしましょう。

タイムスケジュールとアジェンダ設定

お恥ずかしい話ですが、ユーザー会をうまく運営する自信が持てず、1時間開催にしました。変に場をつないでいる感が出てしまうよりは、「時間足りなかったからまたやりたいね」となった方がハッピーだと思ったからです。

アジェンダについては、当初は事例紹介と質疑応答のパートを分けようとしていたものを一緒にし、1事例終われば質疑応答、という流れにしました。
事例紹介は意外と情報量が多くなるので、パートを分けていたらきっと話しづらかっただろうと思います。

役員への参加とコメントのお願い

出席とコメントを依頼したところ、ありがたいことに役員レベルの方が2名も参加してくださいました。お願いしていたコメント以外にも、質問をたくさんしたり、話をいろいろな方に振ってくださったりで、大変感謝です。


ユーザー会を終えて

学びたっぷり、反省たっぷり。
そしてユーザー会で一番モチベーションが上がったのは私かもしれません。

第1回だからこそメンバーと時期にこだわってよかった

役員レベルの方2名の参加はやはり大きかったと思います。経営層の方が参加すると一気に質問の幅とレベルが上がります。そして、終始ポジティブなスタンスで参加いただけたのも、会の雰囲気が良くなった一因でした。

データは見られるほど美しくなる

DATA Saber Boot Camp Week3
"Platform 102: Data Platform - History~データは見られるほど美しくなる"

という言葉を本質的に理解するきっかけになったような気もしていて、そこから自分の行動スタンスも少しだけ変わりました。

また、実施タイミングについても全社員向けDX講演会と第8回QTUGに挟まれるようなスケジュールにしていました。社員の興味の流れと話題をうまくコントロールできていたと思います。

データ整備を乗り越えた既存メンバーたち

当然と言えば当然だったのですが、データ基盤が整っていない中Tableauを使い始めた初期メンは地道に手元のデータを整備するところから始めており、話題としてはTableau Prepやデータ整備が大きくなりやすかったです。
今回のイベント参加者はTableauの既存ユーザーに絞っていたので似たような課題感で話すことができましたが、非ユーザーがいたら期待値とずれていたかもしれません。
個人的には、現実味があってよい事例報告になったと思っていますが、第2回以降はテーマをもう少し分けて開催していく予定です。

これが自分の最大パフォーマンスだと自信を持って戦え

不安症な自分に言い聞かせたいだけなのですが、やっぱり人前では自信もって話さないといけないよなと思いました。
過去の自分を超えたと思えるなら、結果的に何かが足りなかったとしても、それは胸を張るべきことだと思うのです。
不安なままやってしまうと、成功も素直に喜べないし、評価できない。
どうせ不安ならそれを振り返れるように事前に言語化したうえで、当日は
「これが懸念点で残ってるけど後はOK」と冷静になることが大事なマインドだと思いました。


最後に

私はたまたま師匠という相談相手に恵まれましたが、そうでない人もたくさんいると思います。やるからには誰しも成功したいものなので、この記事が誰かの参考になればいいなあと思っています。

そして、人の時間を拘束するユーザー会の実施の許可をもらうのが難しい方もいるでしょう。そんな時は、Tableau Blueprintを使うのがおすすめです!
公式様がコミュニティ活動大事と言っているからそれは大事なのです!
PDF版は300ページもあるので、印籠代わりにおすすめです。


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