INPEX(1605)の理論株価

原油価格が上昇していますね。

原油価格が上昇することで、恩恵を受ける銘柄の1つして、
INPEXがあります。

他にも出光興産やENEOS等がありますが、
感応度しては、INPEXの方が高いので、
原油価格の上昇に注目するなら
INPEXになります。

さて、ではINPEXは投資対象になるのか、
そして買う場合は、
どこまで株価の上昇が見込めるのか見ていきます。

理論株価の考え方

今回は理論株価を算出していきますが、
理論株価の考え方として、
「当たるはずない！」
が前提です(笑)

じゃあ、何で理論株価なんてわざわざ計算して出すのか、
ということなんですが、
なんとなく上がるだろうで買ってしまうと、
ちょっと下がっただけで、
ああもう天井だ、
これ以上は上がらないのではないか
等と思って、早めに利食いしてしまいます。

また逆に買った後に、
下がってしまったら、
高値掴みをしてしまった！
ってことで、損切りをする、
ないしは塩漬けにする行為に至ります。

しかし、理論株価を求めておけば、
上がっても、
その株価に到達するまでは、
持ち続けることができますし、
逆に下がった場合でも、
むしろ安い価格で買えるチャンスと判断でき、
買い増しをすることができます。

ですので、理論株価を求める理由は、
感情的な売買を避けるため、
適切な投資判断ができる為ということになります。

理論株価通りに株価は上がらないかもしれないですし、
その株価をはるかに超えて大きく上昇していくことも当然あります。

株価というのは、その企業の業績だけで動いているわけではなく、
様々な外部的要因でも動いていますので、
当然それに左右されても上下します。

ですので、理論株価はあくまでも、
目安でしかなく、
またそれは常に更新され続けるものなのですが、
おおよその数字を知っておくだけでも、
投資判断に非常に役立ちますし、
感情的な売買を避けることができます。

・少し株価が上がっただけで、狼狽売りしない。
・安くなった時に、不安に思うのではなく、むしろ買い増しをする。

これができるだけでも、かなり成績は大きく変わってきます。

ということで、今回は理論株価と、
さらに損切り価格も求めておきます。

これをしておくことで、
リスクリターンを知ることができ、
優位なトレードができるかどうか、
適切に判断できるようになります。

仮に、現在の株価が1000円で、
理論株価が1100円、
損切り株価が500円と導かれた場合、
100円のアップサイドはあるものの、
リスクリワードとしては
非常に悪いものになるということが分かります。

ですので、これから買おうとしている銘柄の
リスクリワードを知っておくことで、
本当に買う価値があるのかどうかが分かるようになります。

また、何銘柄か算出しておくことで、
どの銘柄に投資をするのが、
一番リスクリワードが良いのか、
という判断もできるようになります。

確かに原油価格が上昇していったら、
INPEXにとっては追い風だな、
と思っても、
ではどこまで価格の上昇が見込めるのか、
仮に下がった場合は、
どの価格まで持ち続けていいのか、
これを算出していきます。