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遺書No.838 天使が死んだ。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2006.10.27
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全く突然な上に深い意味もない事ではあるが、
不意に改まってみると思うのですよ。
数え切れない程に存在するアニメ・漫画の中で、
無二の魅力を放つ至高珠玉のキャラクター達。
そんな中にあって、
未だかつて【シャア・アズナブル】ほどに、
抜群の人気とカリスマを誇った敵キャラが果たしていただろうか?




こんばんわ、みーくんです。




最近ね、
高速バスを使う機会が増えてきたんですよ。
それでね、思う事があるんです。

それは、肘掛。


先日利用した時もなんですが、
2列シートの窓側が私の席でした。
隣の乗客はまだ乗って来ません。

『2つの席の間の肘掛は共有のものだから、先に座ったからって占領したらダメだよね!』

私の中で天使が囁きました。

そもそも席間にある肘掛というのは、
実際問題が肘掛と言うよりむしろ、
【仕切り】に近い役割をしてると思ってます。

こんなことを考えながら乗ってたら、
隣の奴登場です。

そいつ、乗るや否や、


ドカッ。

肘掛占拠。


なにぃー?
こいつチンパンジーか?

肘掛が空いてたんやなくて、
俺が故意に空けてたことに気づけ、まじで。

心の中で39回は死ねって言いました。

おまけに肘掛にかけた肘が、
こっちの席まで思いっきり突き出してる始末。

無抵抗に窓側に身を寄せ、
外を見続けてました。

ガンジーってこんな心境やったんやろか・・・。


ハッキリ言って、
こいつのせいで俺の中の天使は死んだ。


これからは何がなんでも肘掛取ったる・・・。



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2022.11.16
毎日遺書を書き始めた当時838日目の投稿内容。
高速バスの肘掛け問題。確か何回も取り上げる事になったなぁ…。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。