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遺書No.702 うわぁぁあ燃えたぁあっ!!

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2006.6.9
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7+8=15っておかしくね?

いや、6+9=15とかは普通じゃん?
5+10=15とか、
4+11=15とかも、そのまんまじゃん?
でも、7+8=15って少なくね?
なんかおかしくね?
だってさ、7って結構でかくね?
8なんて更にでかいじゃん。
7でさえでかいのに8って更にでかいじゃん?
確かに15って凄いけど、
7と8の二人が力を合わせたら、
16ぐらい行きそうな気がしね!?
二人とも強豪なんだから、
もっといってもよさそうじゃね?
なんかおかしくね?




こんばんわ、みーくんです。('A`)




いやね、ちょっとさ、
『当たり前の事に疑問を持ってみる』
てのとは少し違うんだろけど、
なんちゅーか間違ってる筈のないロジックに
不思議な感覚を覚える事ってありませんかね?

・・・ハァ、眠い・・・

意識朦朧としながらも、
何とか今日の仕事を終えた。
そして今は、一日中ボーっとしたい気分だ。

といっても、いざ休日になると、
ボーっと部屋で過ごすのなんて、
とても勿体無くて出来ないんだけどね。

でも、暇があったら、何します?
暇になると困る方って結構多くないですか?


俺はね、とにかく爪楊枝を燃やす。

1度に燃やす本数はいろいろ。
ただ燃やすだけじゃアレなので、
全部物語をつけるんです。


例えば、高校教師になったつもりで。


「良いかお前ら。戦国の武将の言葉だ。
 1本の矢は折れやすい。
 だが見てろ。
 3本束ねればうわぁぁぁ燃えたぁぁぁ!」


ダーツのつもりで、


「パ・ジェ・ロ!
 パ・ジェ・ロ!
 パ・ジェ・ッうわぁぁぁ燃えたぁぁぁ!」


箸使いを教える親のつもりで、


「いーい?
 お箸はね、こうやって持って、
 こう動かすのうわぁぁぁ燃えたぁぁぁ!」 


華道の家元兼指導員のつもりで、


「いいですか。
 お花の心を読みながら、
 こうして剣山にうわぁぁぁ燃えたぁぁぁ!」


武将のつもりで


「殿!
 前線から矢文が!(1人2役)」

「ほほう。
 半蔵からか。
 なになに、敵将迫り、
 今なお…うわぁぁぁ燃えたぁぁぁ!」



・・・。

まあそんな感じで色々燃やすうち、
平気で数時間は潰れる。

もうだめだ…。

でもね、連続して燃やすなか、
エピソードは違うのに、

「うわぁぁぁ燃えたぁぁぁ!」

ってとこがなんかこう、
韻を踏んでるよね。

(きっと韻を勘違いしている。)

同じ台詞を繰り返す内、
脳が思考を止めて、
トランスして、
ひたすらテンションが上がってくるよね・・・。

もうなんか、面白くて、自分の

「うわぁぁぁ燃えたぁぁぁ!」

に爆笑してんの。


最後は、
まとめて大量に燃やしたりして


「なにやってんの!
 なにやってんのうわぁぁぁ燃えたぁぁぁ!」

で凄い大爆笑。




・・・もうダメだ、これは。
親不幸者でごめんね、
おとうさん、おかあさん…

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2022.6.4
毎日遺書を書き始めた当時702日目の投稿内容。
16年前の自分が心配でならない。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。