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遺書No.145 不況下でも変わらず響くファンファーレ。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2004.11.28
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君はどんなファンファーレが好きだい?

俺が好きなファンファーレといえば、
中山のGⅠだ。

もちろん、あくまでも個人的な意見ね。
悪魔でも、天使だとしても、個人的な意見。

「全然そうは思わない!!」
て人も沢山いるでしょうし。別にそれはそれで。

競馬をよくご存知ない方も多いだろうけど、
実は競馬におけるレース格付けで、
最高峰に位置するのが「GⅠ」と呼ばれる。

そしてGⅠの時だけに流れる、
レース開始前のファンファーレがあって、
そのファンファーレは、競馬場やレースで曲が異なるんですよ。

そのファンファーレがね、
東京競馬場や中山競馬場とか色々あるんだけど、個人的には、中山のがカッコいいなと思う訳。

好みの話ね。
そしてその点でいうと、
京都で使われるのは少し微妙だけど、
小倉競馬場のファンファーレはかっこいい、
とか好みの差が人によって現れると思っている。

さて、実はこれらは本題ではない。
だから、どうでもいい話題だ。

GⅠのある日は、
WINS周りに人が多くなる。

人で溢れ帰る。
本当に不況に強いビジネスだよな、
ギャンブルってやつは。

この客層を何とか利用できないものか?
考える。

この平成不況のご時世に、
あそこまで安定して売り上げ伸ばせる企業なんて、
日本国内探してみてもさ、
JRAとトヨタぐらいなもんだぜ。

全くお国公認のギャンブルってのは、すげえわ。

実はJRAの馬券の売り上げって、
どうなってるかご存知だろうか?

遺書で問い掛け文はどうか?
と思わないではないが、きっとありだろう。

さて、自分の中で再認識する為に、
知っている範囲で説明しよう。

まずJRAとは、
国民的レジャーといわれる中央競馬を運営する、
機関の名称である。

その役割は確か、
「競馬の健全な発展を図って、馬の改良繁殖その他畜産の振興に寄与すること」
だったと思う。

ちなみに、その「寄与する」為に、
国庫納付金制度がとられている。

これは詳しく言うと、
もし100円の馬券(正式には『勝馬投票権』という)を買えば、その内の約25円が控除される。

そして25円の内、
10円が国庫に納付される仕組み。
これが第1国庫納付金。

残りの15円がJRAの運営費に充てられるが、
これにより、各事業年度に於いて剰余金が出た場合、(ちなみに出すぎっちゅーくらい出るw)
その額の2分の1が更に国庫に納付される。
これいわゆる第2国庫納付金。

日本競馬会法では、
国庫納付金の4分の3相当額を畜産振興事業に、

残りの4分の1相当額を社会福祉事業に充当する事を、
政府が義務付けている。

ま、この他にも平成3年の法律改正で、
中央競馬の益金を有効に使おうという動きが結構でてる。

JRAに保留される剰余金の一部を財源として、
特別給付資金とか、
競馬の健全な発展に資する事業だの、
畜産振興だのの為に使う特別振興資金だの…

…ようするに、
利用する国民が当たろうが当たるまいが、
最初から25%は客の手元に来ないと決まってるわけだ。

みんなで投資したお金の総額の75%を、
みんなで改めて奪い合う訳よ。

誰があたろうと、どんだけ儲けようと、
JRAに損害はない。

仮に購入した人の全員があたった場合でも、
一人当たりの払い戻しが75%になって返ってくるだけで、
JRAは何も損害はない。

つまりノーリスクでどんどこと25%ずつ、
確実に徴収し続けられるゲームな訳だよ。

どうよ?うますぎるぜJRA!

それからさ、俺は一言言いたい。
みんな一度でいいから、
JRAの場外馬券場(WINS)見てみろよ?

よほど古い建物じゃない限り、
WINSって軒並み超豪華なつくりしてやがるから。

誰か汐留のWINS見てみろ!
エンタシスでも用いてそうな、
あのお城のようなWINSを!
贅沢しすぎだろJRA!!

ふぅ。

あ、ボクは別に競馬好きだとか、
マニアとかじゃないんだけどね。


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2021.9.21
遺書を書き始めた当時145日目の投稿内容。
もはや何が言いたいのかよく分からない。たぶん馬券を買って外れた後の愚痴的な何かだろうw


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。