遺書No.859 油断大敵。
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2006.11.16
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渡る世間は虫ばかり。
いえ、ただ何となく頭に浮かんだだけです。
語呂も悪くなかったので。
こんなんばかりでどうもすいません。
こんばんわ、みーくんです。
だいぶ昼夜の気温差が激しくなってきましたね。
この時期を象徴する虫といえば何でしょうか。
夏の終わり、そして秋。
ここまでは何となく幾つかの虫が浮かびますが…。
冬になると『虫』も随分減るような気がします。
が、しかし。
一瞬の隙が命取りだった。
チクショウ…やられた…
僕がルンルン気分で風呂場に向かっていた時。
そいつは物陰でひっそりと息を潜めていたらしい。
風呂からあがりシャンプーの香りを放ちながら、
ほんわかと体を拭いていた全くの無防備な状態。
ノーシールド!ノーバリア!
僕にはもう心の壁、
もはや『ATフィールド』しか残されていない!
そんな状態でトランクスをはいている僕に、
そいつは襲い掛かってきたんだ。
黒い物体。
最初見た時はゴ●ブリかとも思ったけど、
どうやら違うらしい。
どっちかというとバッタ。
ジャンピングタイプだ。
フライングタイプやスピーディタイプでは、
決してない。
ジャンプを繰り返しながら向かって来る「敵」。
『くっ!何かないか!?』
そう思った僕の姿はトランクス一枚。
僕は防衛本能のままに、
トランクスをとっさに脱ぐ。
そしてその脱いだトランクスを床に置く。
そう、トラップである。
言うならば落とし穴の逆。
トランクスに足を踏み入れた瞬間に、
風呂敷を包むようにして持ち上げるのである。
ハハハ、自分の才能が怖い。
諸葛亮孔明も真っ青に違いない。
そんな事を思っているうちに、
「敵」はトラップの中心まで導かれる。
「ハアッ!」
バッ!
かけ声とともに、トランクスが閉じられる。
その様子はまさに、
ラフレシアの開花を逆再生したかのごとく。
そしてダッシュでベランダへ(全裸)
ベランダの窓を開け、
トランクスの花を開花させる。
しなやかに甘美に華を咲かせる、
トランクスの花びら…
開き終わって数秒すると、
何かが暗闇の中へ飛んで消えて行った…。
暗闇であまりハッキリは見えなかったが、
敵は去っていったらしい。
すぐさま窓を閉め、
僕はしばらくベランダで勝利に酔っていた…(全裸)
そしてその直後、
見ることになるんだ。
てゆか、視界に飛び込んできたんだ。
ベランダの先にある向かいのアパートの廊下で、
コチラを見て固まってる若いねーちゃんを…