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未経験からライターになるためにやった行動3選

【未経験の業界や職種に転職したい】
【そのために必要なことがわからない】

 
入社したもののイメージが違った。他にやりたいことが見つかった。そんな風に感じている人は多いです。
私もそんな思いを持っていました。そしてライターという職に出会い、未経験からライターへ転職することができました。
同じように未経験を理由に悩んでいる人へ、転職を勝ち取ってもらうため、私がやってきたことをお伝えします。
私の経験が、あなたの理想のキャリアへ進むきっかけになればうれしいです


・転職を決めた理由

「パパ、仕事好き?」

新卒で入社したのは大手の建材商社でした。仕事を覚え忙しく働く中で「あれ?こんなことやりたかったんだっけ?」そう感じるように。
新卒の就職活動のとき、「自分のアイデアで世の中に影響を与えたい」という漠然とした気持ちがありました。その考えから「メーカーで開発がしたい」と、目指しましたが縁がなく、規模や安定性から今の会社に入社した経緯です。
その後、結婚し、子どもにも恵まれ、意思疎通もできるくらい大きくなりました。

「パパ、仕事好き?」
ある日、子どもから質問されました。「あまり好きではないかな。」つい言ってしまった言葉にハッとしました。「私の姿から、この子は社会や仕事に後ろ向きな感情を持ってしまうかもしれない。それは嫌だ」 
私がやりたかった仕事を思い出し、「やはりアイデアを活かす仕事がしたい」と転職活動を決意。
その時出会ったのが、「コピーライター」という職種でした。広告のキャッチコピーや文章を作る仕事、まさにやりたかったことできるのではないか。
まずはコピーライターがどんなものか学んでみようと、コピーライター養成講座に飛び込みます。

・行動1  コピーライター養成講座に参加

約20万円。決して安くない投資でしたが、「自分の未来を変えたい!」と宣伝会議コピーライター養成講座に参加を決めました。
週1回、半年間の講座で、第一線で活躍するコピーライターやクリエイティブディレクターに制作の考え方や実績を元に講義いただきました。毎回コピーの課題があり、講師に添削いただきベスト10が発表されます。「金の鉛筆」というものがベスト10に入ると貰えるのですが、活躍しているコピーライターはその鉛筆を何本も獲得したという話をよく聞いていました。私はというと、貰うことができたのは半年間で1本だけでした。
講座はかなり勉強になり、多少コピーを書く力が身につきましたが、他の参加者と比べても自分の実力のなさを実感しました。

・行動2  クラウドソーシング、公募、SNS

転職しても活躍できるイメージが持てず、できることを探し下記のような行動をひたすらに続けました。

・クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスで、キャッチコピーを書くコンペにひたすら応募を続けました。
・宣伝会議賞やラジオCMなど、キャッチコピーの公募への応募を続け、宣伝会議賞では3次通過まで残ることができ、少しだけ自信になりました。
・他にもXでライターを募集されている人を探し、継続納品させていただく機会をいただきました。(文字単価1円)
・クラウドワークスのWEBライティング講座で学んだり、ライター関連の本もいくつか読んだりしました。
個人的によかった本は
・「20歳の自分に受けさせたい文章講義」
・「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」

このようにチャレンジを続けました。

・未経験NGの壁

そうして転職活動をはじめました。しかし、現実を思い知ることになります。
「実務経験者のみ」

ほとんどの求人が、未経験では応募すらできないものでした。
営業の経験はあったので、広告代理店や制作会社で営業の応募はできました。(ダメ元で受けてみると内定をいただけました。)ですが、後にライターになれるかもわからず、考えた末辞退し、ライターとして働ける企業を探しました。
転職エージェントに相談しても、「未経験は厳しい。営業として入社してから転籍を考えるべきだ」と言われることがほとんど。

ですがその後、とうとう未経験OKの企業を見つけました。事業内容や会社のミッションビジョンなどにも惹かれ、入社意欲も上がり、準備の末応募しました。
面接まで進み、正直手ごたえもありましたが、結果は
「不合格」

理由は、「未経験でも個人で何か活動をしている等、実績がないと厳しい」と。
「個人で活動?何かやらなきゃ。でも何ができるのか。」
たどり着いた答えがこれでした。
 

・行動3  取材ライター活動

「個人でライター活動をしよう!」そう決意し何ができるか、何をすべきか、考えました。
そして、企業でライターとして働くのであれば、必ず必要になる取材の経験がまったくないことに気づき、取材ライターとして活動することに決めました。
取材対象を考えたとき一番に頭に浮かんだのが、Xでたくさん出会った性的なマイノリティを感じながらも輝いていたり、その感性や価値観を積極的に発信したりしている人たち。「この人たちを取材したい」と。
そうしてこのブログを立ち上げ、1年あまりで10人弱の方々にお話を伺うことができました。
インタビュイーの行動を起こした根底の気持ちを聞くことに楽しさを感じながらも、自分の文章の実力のなさから、インタビュイーの魅力を表現しきれていないことを実感していました。 
そのためライターとして企業で働き、さらにスキルを上げていきたいという気持ちが強くなりました。

・内定

そうして個人のライター活動をしながら、入社したい会社を探しました。
その中で、魅力的なミッションビジョンがあり、「ここで働きたい」と思える会社に出会えました。そしてSNS経由で縁をいただき、無事に内定をいただくことができました。
個人ライターの活動をすることで、ライターとして働きたい熱量を実績として感じていただけたと感じています。

 ・まとめ 未経験の転職に必要なこと

いかがだったでしょうか。
私はこれまで、未経験のライターを仕事にするため、コピーライター養成講座で学んだり、SNSで繋がりを作ったり、経験を積むため取材ライターの活動をしたりしてきました。
未経験の業界や職種に転職したければ、足りないものを見つけ、それを補うための行動が必須になります。
企業の人事担当者からすると、いくら口で熱意を伝えても、行動が伴っていなければ説得力を感じられません。
年齢などで躊躇している人も多いと思いますが、1番若いのは今日です。

そして、人生も1度きり。どうしても叶えたい目標があるなら、行動を始めることをオススメしたいです。

皆さんが理想のキャリアを手にすることを祈って。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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