自分が知っている自分 Part2

 自分は何者でもなかった。そのことに気づくことができた。自分は他者という鏡をとおしてのみ認識できる。他者の鏡の在り方次第で、何色にもなるし、どんな形にもなる。つまり、ずっと探し続けていた本当自分という存在は、どこにもなかったのだ。そして、自分だけが自分の人生をコントロールできる存在であり、自分に責任を持つことが出来る唯一の存在であると理解することができた。
 1年前は、自分が頑張らねば、ひとりで何でもできなければとHave toに潰されそうになりながら、足りない自分、できない自分を何とか一人前にしたいという気持ちで足掻いていた。そうしなければ認めてもらえない、できる子じゃなければ必要とされない、と思っていた。自分で自分に科していた強烈な思考優位の37年間に、潜在意識が我慢できなくなって、いい加減気づけ!と内側からリードしてくれた結果、今の自分があると思う。
 私のミッションは、「人と人とがもっとつながり、共登する社会を創造する」こと。足りないところは誰にでもあるし、パズルのピースは凸と凹がないと完成しない。そして、決してひとりでは描けない大きな絵を、仲間と一緒に描きたいんだという自分の軸に気づくことが出来た。
 最後に。共登という価値観に沿って生きることを体現し続けること、この経験を人に伝え、共登者を増やしていくことをここに宣言する。