出口の見えない迷路の中で 私は一人手探りで 見つかりもしない答えを探してる 土砂降りの雨でさえ いつか日が差す時が来ると 雲の切れ間から覗く光は きっと私を照らすだろうと 根拠の無い望みをただ信じてる 何も知らずに夢見てた 遠き幼き頃の眩い日々 懐かしんで顧みて 無邪気なだけのあの頃を 思い浮かべては 微笑んでみる どこかに置き去りにしてきた 写真の中のあの笑顔 もう一度 取り戻す日がやって来るのかと 問いかけて この迷路を抜けたなら
突きつける日差しが 次第に影を帯び 夕焼け空へと 消えていく どんな胸の痛みも 心のざわつきも 全て収まるところに 収まるように 打ち返すさざ波も 苦い記憶を遠い彼方へと 連れ去ってくれる そこに残るはただ 静寂だけ 時を経て 見上げればそこに 眩い星空 母性のように 微笑む月も 私の心を穏やかに変えて… 微かに残る名残惜しさも この季節と共に 手放そう そこからまた 明日が始まるから
ボケっと電車を乗り過ごし また終点まで来てしまった ここから一駅戻るのよ 空っぽの自分を抱えて 人生なんて 廻り道 そんなことの繰り返しで 毎日毎日 生きている どうせまた 同じ目に遭うんでしょ そんな自暴自棄に やるせなさを感じながら 私はテクテクと 向こう側の ホームに戻る 廻り道でも 進んでいるのよ そう自分に 言い聞かせて
ひょっこり言われた一言が 私の心を虜にし ひょっこり言われた一言が あなたの世界へ惹き込んだ ひょっこり言われた一言で 私は浮かれ気分になり ひょっこり言った一言で 貴方は私を手なづけた ひょっこり言われた一言が 私の頭を霞めてる ひょっこり言われた一言が 絡みついて離れない ひょっこり言った一言を きっとあなたは忘れてるわね ひょっこり言われた一言は そんなにも無責任 ひょっこり言われた一言なのに どうしてこんなに強力で ひょっこり言われた一言なのに どうしてこんな
素朴に咲く 一輪の野花 雑草だらけの この庭に 華をそえて 輝いている 君に降り注ぐ 激しい雨は きっと君を 痛めつけるだろう そんな時君は 静かに花びらを閉じて 待つだろう 陽の光がまた 君を照らすのを 星屑が 君の肩に 落ちるのを 君は逞しく そして美しい 凛として そこに確かに 存在している ほのかな紅は 君の唇 小さな朝露を 飲み込んで 君はそこに 寡黙なままに 咲いている たった一人で
窓から漏れる 突きつける日差しに 微かな希望を 重ね合わせ 私は寝そべり もの思ふ この静寂の中 頭を巡るメロディ それはこの数ヶ月の 絡みつくメモリー この夏とともに 過ぎ去っていけ 遠い記憶の彼方へと 甘い感触も 苦い痛みも 夏よ お願い 全て全て 連れ去っておくれ 全て全て 跡形も残さずに この胸を空にして 次に目覚めた時は もう何も そこに無くていい 新しいノートへと 書き換えていくから to far away with you…
山羊の歌 汚れつちまつた悲しみに……著者:中原 中也 汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れつちまつた悲しみに 今日も風さへ吹きすぎる 汚れつちまつた悲しみは たとへば狐の革裘 汚れつちまつた悲しみは 小雪のかかつてちぢこまる 汚れつちまつた悲しみは なにのぞむなくねがふなく 汚れつちまつた悲しみは 倦怠のうちに死を夢む 汚れつちまつた悲しみに いたいたしくも怖気づき 汚れつちまつた悲しみに なすところもなく日は暮れる……
見通しのきかない 闇に包まれてた時 奏でられた音色 耳を震わせた 軽やかなピアノ 響く重たいウッドベース 弾けるようなハイハット 次第に心が躍りだす このビートに うずくハート 魂が命を取り戻した それは音というマジック 微細な振動 体中に満ちわたるまるで神経の隅々に 清水を注ぎ込むように 癒されてく…… ああJAZZよ 私は知らなかった こんなにも高揚するほど 熱いパワーがあるのだと ああJAZZよ このまま私を 連れてっておくれ 音が繰り広げる magical
あなたから 私の面影 全て消して欲しくて こう言った 「私のものは全て手離して」 だけど 今日 気付いてしまったの 画面に映る 写真の中 あなたがテーブルに挟んでた 南国からの私の絵葉書 もうどこにもないことに 部屋の壁のドライフラワーも きっともう片付けたでしょ それが私の 願いだったから 私 どうかしてる どうしてこんな気分になるの 自分が望んだことじゃない あなたはただそれに 従っただけ ああ 忘れられない記憶が 今も尚 私を苦しめる あなたを断ち切りたくて 放
この詞が歌われる最後の歌なら あなたが私の人生の一部であったと知ってほしい そして最後に言うべきことがあるなら あなたが世界を彩ったあのステージで お前と共に泣いた お前のために… この曲を君に送ろう この想いが届かなくても後悔しない お前は俺の口唇から 漏れた言葉をみていたか⁈ 聞いてくれよ俺のハートビート 張り裂けそうなこの想い… お前は俺の大切な人だから 俺の思いを聞いてくれよ その祈りを聞いたら いつもそこにいて 俺を慰めてくれな 俺は今なら言えるだろう ありがとう
有り難き事が あたりまえに思えて 感謝することさえ忘れてた毎日 薄汚れた心を 取り除いてくれた あなたにありがとう… 有り難い全てが 「ありがとう」 そんな不思議な呪文 幸せな気持ちになれる言葉 雨に打たれ涙隠して 街の片隅に座り込んだ 遠く離れたあなただけど 心は一番近かった そんな気持ちを受けいけられず 差し出し出された傘 救いの手さえも 振り払い そしてあなたを傷つけた 困らせ続けたday by day 君の憂いを込めたまなざしに やっと気づいたよ 今だから言え
柔らかな風につつまれて 空に浮かぶスピカを眺めてた まるで流れ星のように 突然現れて私の心に軌道を残した 厚い雲を蹴散らし微かに見える 道標をくれた その光の先に君をみつけた 消えたはずの流れ星を… 決して開ける事が 出来なかった心の鍵 その扉を開けて全てを 見透かしたかの様な君に… 多くは語らない 全てを知りすぎた君には… それを操る 心の眼 眼には見えぬ 澄んだ鍵 選ばれし星の元で 魅せられし人生(みち)を 示すかの様に… そんな君には… 言霊じゃなきゃ 伝わらない
眩い太陽 この夏空の下 君は突然現れて キザな救世主(メシア)のよう 闇の淵に落とされた私に 道標をくれた まるで古い友のように 胸の内 全て分かった風で 君に沢山の言葉は 必要ないよね ちゃんと悟ってくれるから それは君の 特別なチカラ 神様がくれた 贈り物 君は この世界に 選ばれて 使命を授けられ 生きている人 そんな君に どんな言葉をもってすれば 伝わるのかな この溢れんばかりの 感謝の気持ち 今言えること それは その肩の上 どんな重荷があろうとも 友として
「ありがとう」 「ありがとう」 霞の中 見えた光 あなたが居てくれたから 「ありがとう」 「ありがとう」 これ以上見つからないよ 胸いっぱいの感謝の言葉 あなたはいつも by my side 1人では立てなかった 土砂降りの中 転んだままで ある時私はわがままで 渡された傘 差し伸べられた手 振り払った そしてあなたを遠ざけた 何度も何度も困らせた あなたの切なげな眼差し 胸に刺さった 今だから言えるよ ごめんねと こんな私に何ができよう あなたへの恩返し せめて笑
何億年もの月日を経て 何度も生まれ変わり やっと今ここで出会えたねと 長い時の流れが 私の愛を深くした 錯覚でも信じたかった 運命が結びつけたと それは時の魔法 どんな他愛ない真実も 壮大な虚構の世界に 置き変えてしまう ならば時よ 変えておくれ その魔法で 突きつけられた現実は 信じたくないの ああ時よ 救っておくれ その魔法で 信じてた絆 幻で終わらせなたくないの せめてこの空の下では あなたからの言葉 待ち続けた そんな夜の数々が 私を蝕んでいった 届かない距離
いつも見慣れた公園の片隅で… ひとひらの小さな命を見つけた 誰にも気づかれずに 変わり映えのない日々の中で 気付かれる事のない 己の姿と重ねた けど必死にもがき生きている 誰か気づいて… 道端に咲く名もなき 花の私に…