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佐久志賀230914

本日トライしたのは、こちら。
・マーチ 5.10b☆☆ O.S.
・いしわたり 5.11a T.R.
・ひなたカンテ 5.10b☆☆☆ ノボレズ


マーチ 5.10b (一本杉エリア)

O.S.   アップに最適。
ほとんどガバorガバカチの垂壁で、体感は5.10aくらい。

ひなたカンテ 5.10b (ひなたエリア)

ノボレズ。
3ピン。佐久志賀には珍しい被り。
相方がトライしていて面白そうだったのでワタシもトライしてみた。
この春に、2年くらいトライしていた被りの課題『おがば』(長野で最も被った5.10と言われているルート)をやっとこR.P.したばかりだったので、かぶり課題を見るとやりたくなってしまう。しかし2ピン目が遠く、3ピン目も遠く感じた。打ち込む価値ありそう。
2.3ピン間でしっかりカンテを使った登りになるので、カンテ登りも体得できそうだ。

ココロ:全くジムに通っていない相方は登れたが、週2-3でジムに通っている私はノボレズ。センスの無さを感じてここでココロが折れる。相方が登れた時は一緒に喜ぶフリをしておいたが、全然悔しくて心から喜べなくて、そんな心の小さな自分が情けなくて辛くなる(笑)


いしわたり 5.11a (一本杉エリア)

ノボレズ。
最初はリードでトライ!下部が悪く感じた。出だしが分からなかった。スタートできなかったので左のクラックを使って1ピン目をかけた。2ピン目以降も登れそうになかったので、トップロープを張ることにした。しかしトップロープの場合、出だしで落ちるとロープの伸びでグランドしそうだったので、またも左のクラックから登り、出だしのムーブ解決できず。トポには「左のクラックを使わない」と書かれているので、またムーブを考えねばならない。
1ピン目〜3ピン目は、カチ&外傾したホールドの連続で落ちまくりだった。3.4ピン間隔が結構遠いので、リードだとビビりそう。3.4ピン間のクラック〜トップアウトまでは、パンプとの闘い。
トップロープは、左のルート(ときめき宣言5.10bとシミズ5.7)から張った。最後は右にトラバースしたがちょっぴり怖かったので、ナチュプロを持ってシミズから張ってもよいと思った。(シミズといしわたりは同じ終了点)

ココロ:
ひなたカンテで自分のクライミングセンスの無さを突きつけられ、イライラしながらトップロープを張りに行った。ときめき宣言から登ったのだが、5.10bだからササッと登れるだろ〜と思っていたら、なんだか面倒くさくなってテンションした。トップロープ張るだけだったから気持ちが入ってなかったのもあるけど、気持ちが入ってなくても5.10bは登っておきたかった。3年前に一所懸命登ってオンサイトして嬉しがっていた自分に失礼な気がした。

そしていしわたりをトップロープで登っている時に、誰かが「いしわたりは超甘い5.11aだよ〜」と言っていたことを思い出してしまい、もしかして私は一生5.10台から抜け出せないのでは?!という恐怖が押し寄せ、本当に楽しめなかった。春に初めて5.11台を登ったが、そのルートが超超超甘かったor当時の私がめちゃめちゃ調子が良かったかに違いない。
楽しめなすぎて、クライミング向いてへんし辞めた方がいいんかな?とか思って辛くなって泣いた。プチ癇癪を起こした。相方を驚かせてしまったかもしれない。

メンタル

メンタルが日によってコロコロと変わり、躁鬱とまではいかないけれど、かなり上下がある。
躁状態のような時期は、岩場に居ることが幸せと感じ、グレードを更新しまくる。
対してエネルギーが落ち気味な時期は、どうやって登るんだっけ?という具合で、あんまり楽しめないのだ。
なので、一緒に行ってくれる人にはよく、登れるときと登れないときの差激しいね。と言われる。自分でもよく分からない。メンタルコントロール難しい。。1番難しい。課題だ。

何事も欠乏の状態から始めると上手くいかないし、満たされた状態で始めると上手くいく。
「岩場に居るだけで幸せだ〜」という満たされた状態で登り始めると、めちゃめちゃ調子がいい。それに対して、グレードを追い求めすぎたり、人と比べて自分は劣っているから埋めないと!という欠乏の状態から登ると、たいてい全然登れない。
てな感じで、自分のメンタルの傾向について結構分析しているつもりなんだけどな〜。ムズカシイね!!

人と比べてもなんの意味無いし、なんの役にも立たない。そんなことは分かってる、それでも比べてしまうのが人間なのだ。人間だもの。私は人間くさい、人間味のある人間なのだ。

色んな人がいる。

受け入れられるようになりたいことだ。
私は山の時期以外は、ジムに週2-3で通って、月1-3で外岩に通う。しかし成長は遅い。
それに対して、全くジムに行ってなくて外岩だけしか行ってない人でも、登れる人がいる。

私は運動神経が悪くてメンタルも弱い可哀想な人間なんだ、と言いたいわけではないし、諦めているわけではない!
とにかく色んな人がいて、人によって成長スピードが違う。私には私のペースがある。

ということを受け入れられる人間になろう。と思った日だった。


佐久志賀の地質

地質マニアの私は、岩場の地質が気になるので調べてみた。
佐久志賀の岩場は、小諸の5万分の1地質図幅によると、第四紀の更新世前期の火山活動によってできた「志賀溶結凝灰岩」と呼ばれる岩石で構成されているそうだ。溶結凝灰岩とは、火山の噴出物が自分自身の熱によって溶け、冷え固まった岩石のことを指す。佐久志賀の岩場では縦クラックよりも横クラックの方が発達している。これは溶結構造と呼ばれ、自分自身の重みで潰れて伸びるためにできる構造である。
縦クラックと横クラックの出来方の詳しい違いが知りたいなぁ〜。
こういうの知ってると、ちょっとたのしい。

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