手に汗握る、命懸けの戦い。-運命の日韓戦
やほ!
前回に引き続き、先日のプレミア12の3決と決勝戦。
後半部分の日韓戦になります。
ドーム再入場後、席に戻ると、
時間としてもちょうど試合前セレモニーのタイミングでした。
いよいよ試合が始まる高揚感と、
以前韓国プロ野球を観に行った時の選手も何人かいるので、
その選手を日本で見られる楽しさがありました。
結果はご存知の通り、5-3で日本の勝利、
10年ぶりの世界一に輝きました。
この記事では、ライトスタンドのポール際に座っていた自分が、
現地で感じた諸々を、時系列にお伝えします。
1回表 山口2被弾
打たれた後のドーム内の空気はすさまじかったです。凍りつきました。
2人で2点取られたタイミングでかなり嫌な空気が流れ、3人目の初球も外れる。
早く変えた方がいいのではと思ったタイミングで、5番にもう1発。
交代して当然だろうという空気は漂っていました。
1裏 「ヤマーダテツト!」「叩き込めぇ!!」
失点された鬱憤を晴らすかのように、1番山田哲人に対する声は大きくなりました。また、4番鈴木誠也のタイムリーの直後、盛り上がったそのままで、浅村への大迫力の「叩き込めぇ!」。
応援は、その時の空気を変える、
伝播するんだなというのを感じた瞬間でした。
2表 高橋礼登板
大方の予想通り、2番手にはサブマリン。
テンポよく、アウトを重ねる様子に、スタンドもリズムよく乗ってきていました。
今回のプレミア12では、無走者時の投球間隔は20秒に定められています。
その時間を測るために、バックスクリーンのレフト側RYOBIの右に、タイマーが設定されています。
このタイマーが10秒台の時にすでに投げ始めている。
さすが、スピードアップ賞を取っただけあるな…
2裏 山田哲人 着弾
スタンドはお祭り騒ぎどころの話ではありませんでした。
鈴木誠也のタイムリーでも、周りの人を知ってる知らないに関わらず、ハイタッチを繰り返していました。
ただ山田哲人のホームランの時は、ライトスタンド狂喜乱舞。
スタンドに入った瞬間、言葉では言い表せないほど、
ものすごい盛り上がりでした。
3表 近藤→菊池の連携プレー
このプレー。
レフトへの深い位置だったこともあり、
1塁ランナーはかなり早い段階からタッチアップを仕掛けていました。
近藤もそれを見抜き、セカンドに素早い送球をし、タッチアウトに。
このプレー、もちろん近藤もすごいのですが、
ハーフバウンドを取って即反転しタッチした菊池もすごかった。
あっという間に2アウトランナーなし。
流れが完全に日本に来た瞬間です。
4~6回 田口~中川の巨人リリーバーへ
およそ1巡したところで、4回表から田口にスイッチ。
歓声というより、「なぜここで田口なのか」というどよめきが少々聞こえて来ましたが汗、
2イニング、完璧に抑えてくれました。
その後、拮抗した試合運びになり、
6回の中川、
そして、7回の甲斐野もきっちり抑えます。
甲斐野の安心感、スピードの速さにはスタンドがざわついていました。
7回 燃えろ、燃えろ、浅村!
今回の応援において、各球団の特色ある応援は、ある種抑えられています。
時たま、色を出してくるときもあるので、それはそれで面白いのですが笑
脱線しますが、侍の応援だんで、オリックスの「50番おじさん」が「私に当てて」をやってたのは、羨ましかったなあ。
で、なんの話かというと。
浅村のタイムリー直前に、「燃えろ燃えろ浅村!」コールが。
前所属の西武での、「燃えろ燃えろ」コールが特徴的なのですが、
聞いた瞬間に体が勝手に、西武スタイルになってました笑
その直後のダメ押しタイムリー。
スタンドはまたまた大騒ぎです。
そして、8回を山本が抑え、
8回裏の攻撃を迎えるわけですが、2アウトになった段階であることに気づきます。
あと7分。
菊池のスクワット応援をしながらも、気にしていたのは時間です。
東京ドームでは22時以降は鳴り物応援ができなくなってしまうため、
統一感を出すにもできれば太鼓ありでヤスアキジャンプをしたい。
良くも悪くも、凡退したのが21:57。
投手交代の場合の制限時間は2分半の為、終わっても21:59。
これはできる。
もう、待っていたとばかりに、太鼓に合わせてヤスアキジャンプです。
9回表 歓喜の瞬間
難なくアウトを重ね2アウト。
観客からは、「あと1人」「あと1球」コール。
そして、迎えたその瞬間。
スタンドのみんなで喜び合いました。
個人的には、このタイミングでトランペットの応援が制限されていたことが、より観客の声を伝えることができたんじゃないかと思います。
テレビに映らない表彰式前後
表彰式の準備中、ミックスゾーンを何気なく撮っていると…
中居くんが(恐らく)鈴木誠也選手にインタビュー。
試合終了直後、胴上げを見る選手以外、韓国ベンチは…
素早い撤退。
銀メダル表彰式の後、日韓両監督で、
交わした握手は印象的でした。
場内一周は、胴上げからグラウンドに降りて来た、
秋山翔吾選手も一緒に参加。
そんなこんなで、過ごしていたら終電の時間も近づき、
急いで家路に戻りました。
スタンドでの一体感、会場全体で一喜一憂できる貴重な機会となりました!改めておめでとうございます!
最後に、韓国プロ野球ネタで。
以前の記事で紹介した、「5回のグラウンド整備は、サッカーのハーフタイム=控え選手の練習時間」という考え方。
今回のプレミア12でも変わらずでした。
はなも(ん)
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