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Obsidian1.4.2の新機能「プロパティ」に使用される「プロパティタイプ」に関する覚書
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Obsidian公式のキー(tagsとかalias)についての記事はこちら(・ω・)つ旦
前文
現在「インサイダービルド」として公開されているObsidian1.4.2の新機能「プロパティ」について、別noteで色々書いていたのですがKeyに設定できる「プロパティタイプ」についてちょっと長くなったので、こちらに切り分けました。
「プロパティ」自体にご興味ある方はこちらへ(・ω・)つ旦
プロパティタイプ別の書式について
プロパティタイプは書かれているValue(値)をObsidianが自動で判別して分別してもくれますが、閲覧モードでKeyについているアイコンをクリックすることでプロパティタイプを選択することが出来ます。
![](https://assets.st-note.com/img/1691323797600-lh2mt4mTjj.jpg)
Text
通常の文字列が入るときはこのタイプになります。従来同様なんでも記載できますが、「:(コロン)」、「[](角括弧)」、「,(カンマ)」などの機能を持たせている文字を使うとその機能が働いたり、表示自体がされなくなることがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1691323911651-7zeJe8N0AG.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1691323918547-ofZ24g6AFh.jpg)
またこのプロパティタイプでURLでを貼るとリンクとして扱われます。
ただし、wikiリンク形式はリンクとして認識されない上に、角括弧などの機能文字を含むので誤記をしたときのことを考えると避けておいたほうが無難です。
![](https://assets.st-note.com/img/1691323182184-oPWP5h0cOh.jpg?width=1200)
また、内部リンクとしてエクスプローラの右クリックで取得できる「Obsidian URLをコピー」のリンクが使用できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1691323302755-BRIibNVlw0.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1691323379274-i3bjUQoCrQ.jpg)
List
一つのKeyに対して複数のValue(値)をもたせるときはこのリストになります。
「aliases」Keyは自動でListが選択されます。従来どおりカンマ区切りでも書けますし、(Ver.1.4.13ではブロックスタイルにするかフロースタイルで角括弧([])で囲えばカンマ混じりのキーも認識されます)閲覧モードでValue(値)の部分をクリックすると選択が可能になります。
この場合選択肢に出るのは過去に使用された(又はvolte上にある)ノートに使われている同じKeyのValue(値)です。ただしアルファベット順では無さそうで順番についてはよくわかりませんでした、
![](https://assets.st-note.com/img/1691323899072-3o2BUsL7T4.jpg)
また、閲覧モードで編集すると自動で「ブロックスタイル」と呼ばれる書式に変更されます。
Keyで一度改行されてから
「半角スペース2個」+「ハイフン」+「半角スペース」
という書式になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1691323441136-JWhix2rTjo.jpg)
Tags
「tags」は自動でTagsが選択されます。また「tags」タイプ以外は選択できません。
入力したValue(値)がタグになる以外の挙動はListと同じです。
Number
数字のみをValue(値)にするときに選択されます。
このスタイルにすると閲覧モードでも入力が可能な代わりに半角数字と小数点しか入力できなくなります。
もし半角数字と他の文字を連続して入力すると半角文字と小数点以外の文字は無視されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1691323992947-Kbh5FFOdCQ.jpg)
編集モードで数字や小数点の文字をValue(値)に入れると閲覧モードでエラーマークが出ます。
また一部のフロントマターに自動入力するプラグインとの相性があまり良くなく、数字として認識されなかったりする場合があります。
Checkbox
このスタイルを使うとチェックボックスが使えるようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1691324084688-V97eSvw2X7.jpg)
実際のValue(値)は「true(チェックあり)」と「false(チェックなし)」の2種類になります。
編集モードでは大文字(TRUE、FALSE)でも認識しますが閲覧モードで編集し直すと小文字で入力されます。
またこのチェックボックスは「Calendar」プラグインのチェック数表示(日付の下のドット)には影響しません。
![](https://assets.st-note.com/img/1691324101923-frAb5Ah2sN.jpg)
Date
日付を入力するためのスタイルになります。
2023/08/17追記
Ver1.4.3から日付の解析に「Moment.js」が使用されているようでかなりに日付として認識される書式が増えています。
![](https://assets.st-note.com/img/1692256983137-eOFfuurxoO.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1692256990126-qjDImCFAhg.jpg)
日付として認識される書式は決まっていて、現時点では
「YYYY-MM-DD」(例:2023-08-04)
「YYYY-M-D」(例:2023-8-4)
「切り分け部分が/(スラッシュ)」(例:2023/08/04)
「月のみを英語記述」(例:2023-August-04 / 2023-Aug-04)
のパターンのみです(混合も可能なんだろうけど使う人いないよね)
(ちな「08-26-2023」みたいに順番を変えるとなぜか「2023/08/25」と1日前になっちゃうんだけど、そんな書式が有るのかどうかは知らぬ(・ω・))
入力するときは日付指定用のダイアログが出ます。
![](https://assets.st-note.com/img/1691324138930-V66voujKRo.jpg)
Time→Date time
2023年08月24追記:1.4.4に版上げ
公式も分かりづらいと思ったのか1.4.4.からキー名が「Time」から「Date time」になりました。
認識パターンとしては
「date time」:小文字でもOK
「date time」:全角スペースでも認識可能
「datetime」:間のスペースなしでも認識可能
ということで正直そんなにチカラ入れるところじゃない気はしますが、まぁ良いなら良いの方針で(・ω・)つ旦
時間だけのスタイルと思いきや、「日付と時間」になるスタイル。
時間は24時間表示。どっか書き直して変更可能かどうかは不明
![](https://assets.st-note.com/img/1691324294164-ci6zgYCBmI.jpg)
プロパティタイプの保存先
Keyのプロパティタイプは「.obsidian」フォルダ直下の「types.json」ファイル内に入っています。
(私のところの例)
{
"types": {
"aliases": "multitext",
"cssclasses": "multitext",
"tags": "tags",
"title": "text",
"date": "date",
"USDJPY": "number",
"TWDJPY": "number",
"datemodified": "date",
"AutoNoteMover": "text",
"banner": "text",
"Weather": "multitext",
}
}
おそらく直接書き込みでも変更可能と思われます。
ここに記載されている名前とタイプ名が一部異なるようなのでご注意ください。
最後に
特に日付などでいま決められている書式と異なる方やフロントマターに直接アクセスするプラグインなどを使用している方には若干の面倒が生じるかもしれませんが、こういうのをいじるのもObsidianの醍醐味です!!(偏見)
今のところはまだベータ版のようなものなので、(バックアップと自己責任の上)この新しい要素をいじり遊びましょう!!
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