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Obsidian1.4.2の新機能「プロパティ」についての覚書

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前文

現在「インサイダービルド」として公開されているObsidian1.4.2の新機能「プロパティ」について良かれ悪しかれ今後変わっていきそうなので、今のうちに色々わかったことを書いておきます。


プロパティの基本機能

プロパティとは前まで「フロントマター」と呼ばれていた機能を強化したものになります。
基本的には
「本文と別に記述できるKey(taitleとかdateとか)と1つまたは複数のValue(値、2023-08-04とか)で構成される記述部分」
で必ず冒頭部分に書かれます(なのでフロントマター)。

プロパティとフロントマターの互換性について

プロパティとフロントマターはおおよそ互換性があり(後述)、今までフロントマターを書いていたユーザーも特に書き直しなどなく使用できます。
その他、書き方の規則(YAMLとかいうやつ)や「---」で囲うこと、Obsidianが設定していたaliases、tags、cssclass、publishなどの取り扱いも同じです。

一番の相違点である「プロパティタイプ」について

一番の違いはKeyに「プロパティタイプ」が設定されたことです。
今までのKeyとValueの関係はあくまでテキスト(文字列)でありそれをユーザーが呼び出したりして利用していましたが、プロパティタイプによってはKeyに対して特定の値、あるいは書式が決められてそれ以外のValue(値)を書き込むとエラーマーク(びっくり三角)が出てきます。
基本的にはエラーマークが出るだけでそのまま通常通りに使用することも可能ですが、多分我慢できなくなることうけあいです。
そのためプロパティタイプに対して許される許されないものを少し調べてみました。

→長くなったので別ノートに切り分けました。

使用できるコマンドラインとプロパティKeyの検索

Properties: Show all properties

サイドバーにすべてのプロパティKeyを表示できます。
Key名と使用ノート数が表示され、ソートやクリックすることで「Key名が含まれるノート」(現状)の検索ができます。
現状ではプロパティ以外の本文に同じ単語が書いてあっても検索対応になってしまいますが、多分将来的に対応されるのではないでしょうか?
この機能によってもプロパティ(フロントマター)Keyの使い方が変わってくるのではないでしょうか?

Properties: Show file properties

サイドバーに現在アクティブになっているノートのプロパティKeyを表示できます。
Key名と使用ノート数が表示され、ソートやクリックすることで「Key名が含まれるノート」(現状)の検索ができます。

Clear file properties

現在アクティブになっているノートのプロパティを削除することができます。
Ctrl+Zでもとに戻すこともできますが、気をつけましょう。

ドラック&ドロップとRemoveについて

Keyのアイコンをドラック&ドロップすることによって、簡単にKeyの順序を変えることができます。
また同じくアイコンのクリックで出るメニューから「Remove」を選んでそのKeyを削除することができます。
この処理はCtrl+zのやり直しが聞かないため使用には十分ご注意ください。

最後に

今まで言えば「プレーン」なテクストを扱うことにこだわってきたObsidianですが、もしうまく行けばテクストの属性とテクスト内容をうまく扱っていけるようになるのではないかと期待してます。
(日付てトラブったり、プラグインが地味にトラブったりもしては凹んではいますが(・ω・))


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